「1月7日って七草の日よねぇ。いよいよお正月も終わりだなぁ」・・・
え?今日ってまさか・・・岳の高校、始業式じゃないよね・・・(冷汗)
これまたのんきにスヤスヤ眠っている岳をゆすって起こして・・・・
朝から大騒ぎしましたが、始業式は11日火曜日でした。(よかった・・・)
お正月気分が残っているうちに、お年賀でお作りした新作の焼き菓子を二種類ご紹介します。
スティックケーキ・スイートマロン
ずいぶん前に買った長さ13センチの細いスティック状の焼き型を使ってみました。
styl’パウンドケーキのスイートマロンと同じレシピで、小さいけれどとてもリッチな焼き菓子。
スペイン産のしっとり豊かな香りのアーモンドプードルをふんだんに使い、フランス産のマロンクリーム、マロングラッセがアクセントです。
スティックケーキ・抹茶黒豆
京都宇治の抹茶と丹波黒とよばれる大粒の黒豆煮をあわせたスティックケーキ。
ほろ苦い抹茶と甘い黒豆がよく合います。
スティックケーキは名前の通り、手でつまんで食べられる大きさ。
アーモンドプードルやバターも使っているので洋菓子ですが、こうして懐紙にのせると和菓子のようです。
もちろんお煎茶と一緒に召し上がってもいいと思います。
お菓子にあうお皿や菓子鉢が見つからなかったら、ランチョンマットやお盆に懐紙を敷くだけでピッタリ来ることがあります。
特に今回のように行事や季節を感じる柄入りの懐紙ならなおさらです。
こんな風に、懐紙や半紙はとても便利。
現在は主にお茶席で使われますが、「お菓子を受ける」「お箸をぬぐう」「茶碗の飲み口をぬぐう」「指を拭く」「残ったお菓子を包む」などなど。
さりげなく懐紙を使うと、とても美しい所作に見えますね♪
書家の丹羽名甫先生は美しい懐紙をメモや便箋代わりに使っておられます。
懐紙や半紙で思い出すのは、介護をさせていただいた一人のおばあさま。
おしゃべりが大好きで、ケアが終わって私が帰らなければならない時間になると決まってお茶を入れようとされます。
お茶を一緒に飲んでもっとおしゃべりしましょうよ・・というお誘いなのです。
介護現場ではお茶などのもてなしを受けることは原則禁止なのでやんわりお断りして、時間が許す限りおしゃべりにお付き合いしました(笑)
「お茶はダメか」と感じたおばあさま、今度は「お菓子」です。
あられや小さなお菓子をきれいな懐紙にのせてくださるのです。
それももちろん食べませんが、ご家族から「もしお菓子を進められたらぜひ受け取って持ち帰ってやってください」と頼まれていました。
おもてなしが大好きなおばあさまのお気持ちを汲んでのご家族の配慮でした。
そこで半紙の登場です。
半紙でお菓子をきれいに包んで両手でくださいます。
美しくゆったりとした動作に感心しました。
・・・が、その半紙を出すのにあちこち引き出しを捜されるので毎回5分近く待たねばなりません。
次の時間がぁ~~~~汗をかきつつもジっと待ってお礼を言って玄関をゆっくりと出たら・・・
ダ~~~ッシュ!で車に飛び乗って次の現場へ走ったものです。
残念ながらそのおばあさまのお世話をすることはもうありません。
懐紙や半紙を見るとお菓子を包む手元が懐かしく思い出されます。
では、またね♪ See You~!