秋晴れが続いてとても気持ち良い季節です。
とはいえ、新型コロナ禍ではたとえ家族や身内であっても大勢で外出したり集まったりすることがまだまだむつかしいところです。
でも大切な家族の節目をみんなでお祝いして気持を共有したいものです。
この夏83歳で現役のお仕事を終えられて一息つかれたお義母さまを家族みんなでねぎらいたい。
お義母さまのことをもっとよく知りたいとご家族でアンケートを作ってお義母さまにこたえていただいた結果とみんなの好物「栗をケーキの中に」「外には葡萄」
そんな心優しい願いをいただきケーキとそこへ添えるシュガークラフトをお作りしました。
栗と葡萄のシャルロットケーキシュガークラフト「ブレス」を添えて
栗と葡萄のシャルロットケーキ・・・には見えないけれど、間違いなくそうなんです(^^ゞ
シュガークラフトをとった状態だと・・・
栗はカットしないとやっぱり見えませんが(^^ゞ
栗と葡萄・・・どちらも個性が強いので今まで一つのケーキに合わせたことがない組み合わせ。
どちらも生かしつつバラバラにならないために、栗は渋皮煮、葡萄はナガノパープルという品種を使いました。
スポンジもプレーンは浮いてしまうのでココアとアーモンドを加えて。
見えませんが栗の渋皮煮を包み込むのは甘さを控えた生クリームです。
もうひとつ、葡萄と栗をつなぐために無花果の赤ワインコンポートを少々栗にしのばせて、赤ワインコンポート液をシロップ代わりにスポンジにうってバランスをとりました。
赤く見えるのはアクセントの小さな薔薇の花びらです。
そして「ブレス」と名付けたシュガークラフト
お花や植物がお好きで83歳までお元気に仕事を続け、お孫さん、曾孫さんたちにも恵まれて・・・でもまだ何をしたいのか?するのか決めておられないお義母さま
これからますます有意義な時間をお過ごしのことと思います。
そんなお義母さまを思って浮かんだイメージを描きました。
豊かに花咲き実をつけたその慈愛に満ちた枝や根っこからは愛に満ちた新たな木が育っています。
鳥や動物、虫や魚たちも一緒に、まずは大きく胸いっぱいに新鮮な空気を吸い込んでリフレッシュ。
きっとワクワクと新たな日々はお母さまらしく輝かれることでしょう。
ハートの形の真ん中の木が息を吸い込んでふわ~っと胸がふくらんでいる様子、一眼レフで撮った写真ならわかりますか?
「ブレス」をあえてカタカナにしたのは発音が似ている「息=breath」と「bless=祝福する」の両方の意味を込めたかったから。
お義母さまは集まられた誰よりもおつかれさま会とケーキを喜んでくださったそうです。
Mさま、何をすればお義母さまが一番喜んでくださるか?
一生懸命考えられて、そしてさまざまに気を配られてお手配をされた甲斐がありましたね!
こんなときだけど・・こんなときだからこそ!
大切にしたい人とのつながり、かけがえのない時間がありますね。
そしてこの日のケーキのために栗を送ってくださった「八ヶ岳ブルーベリーファーム」のYokoさん
とても美味しい栗でした\(^o^)/
時期がもう終盤のナガノパープルを立派な状態でお送りくださった「たまがわ葡萄園」さん
お二人をご紹介下さったTさま。
Special thanks!本当にありがとうございました!