先日広島の書店で「全国本屋さんが選んだ 2005年人に薦めたいコミックス」
という帯つきで置いてあるのを見て、「そういえば『ダ・ヴィンチ』でも紹介されてたな…」
と、珍しく衝動買いしてみました。
旅先(というほど遠出でもないですが)だと、つい財布の紐が緩みがちです。
何だか面白い。
メチャクチャはまる、というほどではなかったはずが、読み終わって2日後にはつい2巻も買ってしまいました。
つまり意外とはまっている
主人公は、「種麹屋」の息子で「菌が見える」という特殊な体質。幼なじみの造り酒屋の息子と二人で、農大に入学するところから話が始まります。
発酵食品を研究している奇妙な教授や先輩達と、菌が見える体質のせいで、色んな騒動に巻き込まれる、というストーリー。
青年漫画誌に掲載されている作品なので、最初絵柄がちょっとくどくて気になったけれど、慣れました。
それに直保(主人公)の見る菌達が、キャラクター化されていて、なんともかわいい
奇想天外な騒動に振り回される主人公たちが面白い
そしてけっこう勉強になる。
人間の役に立つ菌、命を脅かす危険な菌…
潔癖症で「菌が見える」なんて絶対イヤ!という人にはお奨めできませんが、あまり気にならない、という人にはです。