日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

ハチミツとクローバー10

2006-09-15 | 本と漫画の話

この前9巻がでたばかりだったので油断してましたが、最終巻10巻が出てました

「CUTIE COMIC」での連載開始当時たまたま雑誌を読んではまって6年、
ホントに久しぶりにはまった数少ない漫画だったんですけど、
ついに終わっちゃいました…

9巻で、はぐちゃんが大変なことになってたんで、早く続きが読めるのは嬉しかったんですけどね…(雑誌でなく単行本で読んでたので)

9巻が出た後わりとすぐ連載が終わった(らしい)ので、どう収拾つくんだろう、と思っていたのですが、ちょっと駆け足でまとまっちゃった感がありました。
人気漫画なので、打ち切りみたいにムリにまとめたわけじゃなく、ちゃんと作者の思うようなまとめ方だったんでしょうけど…
確かに結果的には、一番いいトコに落ち着いたと思います。
でも、ほとんど前置きなしで、そことくっついちゃったんかいっていうちょっと意外な展開になったので、終わりを急いだように見えるのかも。

なにより、最後のサンドイッチが泣けた
タイトル、ココに着地
最初から作者の頭の中には、このエンディングがあったということですね…
から、終わりよければ全て良しです

羽海野先生、面白かったです。ありがとう
次回作も待ってます。

それから、本編は本の半分ちょっとで終わりだったんですが、その後の番外編と短編が良かった
特に『星のオペラ』
雑誌で「もしもドラえもんのひみつ道具があったら」という特集に、色んな作家さんが参加して、何か1つひみつ道具を使ったストーリーを描く、という企画だったそうです。

舞台は未来、荒野と深い深い谷底に流れる川しかない、荒れた土地で細々と暮らす「イグルー」という種族(コアラっぽい生物)の住む星。主人公ハルは、そこへ行商に来る宇宙船が捨てていったゴミ置場の中で見つかった人間です。子供のない夫婦に大切に育てられ、知恵があるので皆の生活を助けて感謝されてもいますが、姿形が違うことでいじめられることもあり、疎外感を感じています。
ハルには幼い頃からいつも見る夢があって、空一杯にぼやけた蟻のようなものがうごめいていて、次第に集まりながら耳の中に入り込んでくる。目が覚めてみると、耳に入り込んでいるのはいつも涙、という夢。


最後には夢の謎が解け、ハルは幸せをつかみます。
あの道具を、こんな風に使うんだ …ええ話やぁ
道具はネタバレになるので書きませんが、ぜひ読んでみてほしいです

コメント (6)
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