友ちゃんブログ

適当で、いい加減・・・それが理想

夏の日の思い出 その4 ~沈没軍団~

2011年05月26日 06時32分44秒 | O村高校

前話はこちらです。
その1その2その3

 

2学期が始りました。
HRの時間となり、担任の岡本先生が教室へ入ってこられました。
教壇の両端に手を添えて、騒動を起こした面々を見回し、ガクッと深く頭を落とされました。
 

さあ、私達の処分は?

(さすがに先生の言葉は覚えていません)
要は、
ボート部顧問の先生より、職員会議に於いて報告があったそうです。
キャプテン平○から報告のあった内容をご説明されたんだと思います。
特に事故・怪我など出ていなかったからでしょうか、『全員処分無し』でした。

 

まぁ、校長室で指導を受けた以後の経過を推測するならば、
まずは、翌日、ボート部顧問の先生より、担任の岡本先生へ事の成り行きのお話し。
驚いた岡本先生と共に教頭先生へ報告。
最後は顧問・担任・教頭先生の3人が校長の元へ報告と相談。
4者で8人の処分についての協議。
そして結果を2学期初日の朝の職員会議にて先生方へ報告。
と言ったところでしょうか。
そうそう、8人が全員2組の生徒ですから、担任としての岡本先生の心境はいかばかりかとお察しいたします。

 

HRへもどりましょう。
岡本先生が最後に「処分無しで済んだのは○○先生のお陰ぞ。後でお礼に行け!」と仰いました。終了して直ぐに私達8人は職員室の先生の元へ行きましたよ。
職員室に入るやいなや、好奇な視線を浴びるのです。部屋にいた先生方は皆ニヤニヤ笑っておられます。
大方の先生がこう思ったに違いありません。
「あはぁ~、沈没したのはこいつらか。2組ばかりとは、岡本先生も大変やなぁ~」

先生の前に並び全員で頭を下げます。「すみませんでした」

 

その日、体育館での授業があったのでしょう、渡り廊下を歩いている私達に後方から「沈没軍団はお前達や?」と声掛けたのは"足蹴りの河津"先生でした。

職員会議での報告のみで処分も無かったので、この一件を知らない人が多いでしょう。その後話が広まったと言うこともありませんでした。

しかし、その後も私は肩身の狭い思いをする事となりました。

実は、沈没翌日船の清掃・修繕をボート部の下級生達としました。それですっかり顔を覚えられたため、学校内外ですれ違う度に彼らが「こんにちは」と挨拶をしてくれるんですよ。それが恐縮でした。

事の真相を彼らは知っていたのでしょうか?知っていたとするならば、さすが海を愛する者達です。その心は海のように広かったんですね。

 

そして、

なんとこの話には後日談があるんです。
去る2年半前の同窓会の折、谷○から聞いた話です。
彼が大学のサークルの先輩達と一緒の時(飲んでる時だったっけ?)の話。

その先輩とは知り合って1年以上経っていたそうですが、
その先輩から「ボートで沈没した高校生達を助けたことがある」という話が出たそうなんですよ。話の内容を確認すると何とそれは私達だったんだそうです。
「それ俺たちですよ!」 「なんやそうや!」で盛り上がったそうな。

命の恩人が身近に居たというのも面白いですね。 

 
 
 

今となっては楽しい思い出話ですが、当時の先生方・ボート部員の皆さんのみならず、その後のボート部員の皆さん、そして、休部中のボート部復活にご尽力頂いた大先輩方にも、誠に申し訳ないことを致しました。
沈没軍団8人、いつの日か、大高ボート部に何らかの形にて恩返しをさせて頂きたいと存じます。

 

シリーズ4部作、長らくお付き合い頂きました。ありがとうございました。

これにて『 完 』

 
 


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コメント (8)
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協賛会総会

2011年05月25日 21時13分13秒 | 学校行事・PTA活動・他活動

16時より商工会議所大会議室にて
おおむら夏越まつり協賛会総会でした。

本日出席の方々は各会の代表者の方々なのでしょうが、
企画・運営側の若さと出席代表者の年齢層の開きが気になりますね。

まとめるのも大変だと思います。

開催は例年通り
8月1日(月) 宵祭り 花火大会
  2日(火) 本祭り
  3日(水) 本祭り

 

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意味あるものに

2011年05月25日 01時32分25秒 | 学校行事・PTA活動・他活動

昨日 市役所第8会議室にて10時から、「社会を明るくする運動」事業打ち合わせ会でした。

向かい側にはF校長先生(小中学校校長会長)、その横にはこの春のK中教頭から教育委員会学校教育課に異動されたO場先生が課長の代理としてご出席でした。
お二人にご挨拶するとF先生が「あれっ?あっそうか」
「そうなんですよ」総会が今度の27日(金)ですから、それまでは市P連会長としてのお役目です。

 

社会を明るくする運動」ってご存じでしょうか?
略して「社明運動」と呼ばれています。
詳しくは上記リンクにてお勉強下さい。

今年度は7月16日(土) 13:00~16:00
さくらホールにて開催されます。

会次第は昨年と同様です。

アトラクションは過去12回は中学や高校の吹奏楽部・合唱団、その他の団体などが出演して下さっていました。
できれはアトラクションについては、出演者の保護者や友達の児童・生徒の参加も見込まれそうなものが良い・・・との意向もあるようです。
20・21・22年は大村高校吹奏楽部が出演してくれました。
お話しでは、毎年中学校吹奏楽部は1週間後が大会、高校吹奏楽部は2週間後が大会だそうなんです。そこで近年は中学校からは出演は無理との回答だそうです。大高吹奏楽部もその事情も踏まえて貴重な練習時間を割いて出演してくれており、4年連続お願いするのは如何なものか・・・ということになりました。
 

案として小学校の太鼓も出されましたが、20分から30分ほどの時間叩くのは体力的に無理があるとのこと。
そこで、東彼杵地区でやっておられる様に社明運動のDVD上映という案も出されました。
その話の途中、委員さんから、参加数に絡めて「父兄への啓発、また広がり、出席状況はどうなのか?」というご発言がありましたのでお話しをさせて頂きました。

 

「正直、社明運動と弁論大会(弁論の中身)とは別のものであり、弁論は単なるアトラクション(参加者集め)にしかなっていない。今の大会内容では、参加者も社明運動がどのようなものか分っていないのではないか。動員という形でPTA側からも参加者を募っているが本来の「社明運動」を拡げることになっているのかは疑問である。是非この機会に社明運動のDVDを上映し、本当の意味での大会開催になるようにして頂きたい」
以上の様なお話しをさせて頂きました。
ここ数年来思っていたモヤモヤを吐き出せた気分でしたよ。

 

結局、賛同のご意見等もあって、今年はアトラクションは無く、社明運動のDVD上映となりました。

そして、最後にその他は?と言うことでしたので、もうひとつのモヤモヤも言っちゃいました。
 

会次第の中に「1日保護司メッセージ」として中学生代表が壇上でメッセージを述べるが、普通『1日~』と言う場合、1日駅長とかでも駅長の業務などを経験するのが普通である。だが、この1日保護司は単に任命された生徒がメッセージを言うだけのものとなっており、これまた、アトラクション的なものしか無く、意味が或るものとは思えない。任命された生徒さんも困惑するのではないだろうか。今年が無理でも来年度以降、同行などをして保護司の内容を理解してもらうなど「1日保護司」としての意味づけをちゃんとして欲しい。
とお願いをしました。
 

保護司会の方々より
3年前の最初は、7月の社明運動月間に合せて朝のあいさつ運動を経験して頂き、この1日保護司メッセージを発表してもらったのだが、それ以降は任命だけだった。保護司の仕事柄、同行という形が取れるかどうかは今後検討をさせて頂きたい

とのお話しでした。

 

この社明運動の大会も今年で61回目。
形骸化した活動にならないように、ここらでちゃんと軌道修正をしましょう。

 
 

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夏の日の思い出 その3 ~校長室で指導~

2011年05月24日 02時33分19秒 | O村高校

前話は その1その2 でどうぞ。

 
 

さぁ、着替えて帰ろうとしていたら、誰かが(多分キャプテン平○)

「みんな校長室に来いって」

「え~えっ?」

「バレたとや?」

どうやら、口裏を合せた通りにはいかなかったようです。まぁ、仕方ないでしょう。

ボート小屋から大高まで自転車を走らせます。
校長室に呼ばれたわけですから、タダではすまないはず。
ペダルを踏む足は重かったに違いありません。

 

校長室にはボート部の顧問の先生(すみません。私は授業を受けたことが無く、お名前が分りません)が待っておられました。

「横に並べ!」
横一列に整列。

整列が終わるやいなや、先生はキャプテン平○の頭めがけ握り拳を1つ喰らわしました。

痛そうな音。

「報告(しろ)!」
「はい、~(省略)~」

残念ながら、先生のありがたいお言葉はまったく思い出せません。

『馬耳東風』 そんなもんでしょう。へへへ。

 

それよりハラハラしていたことが有ったんですよ。それは何かというと、

先生からきつい指導を受けている最中、私の横の羽○野は事もあろうか鼻くそをほじっているんですよ。しかも、皆は直立不動だというのに、彼の足は「休め」の姿勢。元々こんな事で悄気る様なヤツでは無いんですが、先生の更なる怒りを買うのではないかとヒヤヒヤしておりました。

どれくらい指導を受けていたのでしょうか。そして、先生はどういう言葉で締めくくられたのでしょうか?

とりあえず帰ってよしとなりました。中○と明日(日曜日)、中○のオヤジさんの船で大草までボートを取りに行く約束、そして、ボートを洗うからと集まる約束をして別れました。
帰宅したのは午後10時過ぎだったと思います。

 

我が家族は父の転勤で北海道の千歳でしたので、私は叔父の家にお世話になっていました。
叔父達に遅かった理由を説明すると、叔父、伯母は「そりゃ、お母さんが知ったら眠りきらっさんバイ。黙っとこ(黙っておこう)」と言いました。
「黙っとこ」というのは、私の母の性格をよく知る姉弟だからこその判断です。
母は心配性で、息子が謹慎になるかも知れん様な事をしでかしたと知ったら、夜も寝れず、居ても立っても居られず、千歳から飛んで帰ってくるに違いないと考えたからです。

 

さすがに疲れ果てましたね。
 

 

翌朝天候は快晴。海は見事なほどのべた凪。
中○のオヤジさんの船に乗船したのは中○と私の2人(だったと思う)
大草まで行ってボートをつなぎ、ボート小屋まで引いてもらいました。
そこには顧問の先生とボート部員の皆さんが待っていました。潮に浸かったボートを洗う為に先生の指示で集まっていたんだと思います。
タダでさえ申し訳ない気がしているのに、何と更に悪いことに、ボートは波によって岸辺の石に何度となく打ち突けられて破損していたのです。

 

確か招集が掛けてあったはずなのに仲間全員は集まっていません。何と無責任な!
そして集まった者も(何人か集まったのかどうか思い出せません)「用が有る」とかで段々帰ってしまいました。結局、最後までボート部員さん達と一緒に修繕をしたのは、赤○と私の2人だけでした。それはもう、「針のむしろ」とまではいかないにしても、辛い時間でしたよ。 

 

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さあ、私達の処分は?
 


つづく。

次回完結です。

 


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端材86

2011年05月23日 00時08分38秒 | 端材・リユース

Img_0198

角材と発泡断熱材です。

 

 

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