クリスタルガラスの大きな花瓶です。
高 20.0㎝、口径 15.4㎝、底径 7.3㎝。 重 2.5㎏。
ズシーンと重く、鉛ガラスを実感します。厚さは、口縁部で1.2㎝あります。
弾くと、キーンと金属音が響きます。
外側全面に、深く切子彫りがなされています。
まるで、ガラスの塊から削り込まれたかのようです。
単純なカットですが、格子状の模様から和物切子のエッセンス感じられます。
飛騨高山の骨董屋でみつけました。
実は、店には同じ大きさのクリスタル花瓶が、2個対で置いてありました。片方の品は、今回の品と同じく格子模様なのですが、その並びが緩やかな曲線を描いていました。これは、大正から昭和初期の和様アールデコだと直感。値段を聞くと福沢諭吉さんが一人。「じゃあ」と言うと、「実は、これは予約済みなんです。もう一つの方なら」と主人が言うではありませんか。一個なら樋口一葉か、と思っていたら、福沢先生は、2個の花瓶それぞれにくっついていらっしゃるとのこと(^^; けれども、もうあとには引けません。やむなく、今回の品となった次第です(^.^)
重さのせいもありますが、独特の安定感があります。
光の指し具合によって、美しく虹色に輝きます。
手間いらずで、毎年勝手に咲くムクゲをとってきました。
うーん、イマイチ。
八重のムクゲならどうか。
やっぱり、もう一つ。
なら、もうやけくそ。両方を一緒に入れました。
この方が、ゴマカシが効きますね(^.^)