岐阜出身の洋画家、矢橋六郎の水彩画です。
矢橋六郎『キスゲ』水彩、色紙。1981年7月。
矢橋六郎(やばしろくろう、明治三八(1905)年ー昭和六三(1988)年):美濃赤坂町(現、大垣市)生れ。岐阜県きっての素封家、矢橋家本家出身。洋画家。東京美術学校卒、梅原龍三郎に師事。モダンアート協会を創立。モダンアートの旗手の一人。矢橋大理石商店社長、岐阜県教育長なども歴任。
キスゲの花が大胆に描かれています。
モダンアートなる言葉は漠として何を意味するのかよくわかりません。巷間では、19世紀末から20世紀初頭にかけての時代に主流となった美術のスタイルを指すようです。しかし、その中には、印象派、ポスト印象派、表現主義、キュビスム、シュルレアリスムなど、いろいろあって、これまたわかりません(^^;
何となく、新感覚の洋画(^.^)
画家としてだけではなく、実業家などとしても活躍されたかたなのですね。
地元出身の多くの画家の作品をお持ちなのですね。
故玩館トイレ美術館は大変に充実しているのですね(^-^*)
彼は、他に、モザイクタイルの作品も多く残しています。これは建物の一部ですから、いつでも見れます(それと気がつかない人が多いですが(^^;)
絵の方は(も)、とりとめもなく、気が向いたら買っていますので、系統だっていません。それに、自慢にもなりませんが、ビッグの名品は一点もありません(^.^)
さっと描いたように見えて、さっと描くまでの修練の賜物の作品ということになるのでしょうね。
まずは財布と相談ですから、いきおい、この程度の品が多くなります(^^;
でも、さすがにプロ、小さな画面に存在感のある花を描いていると思います。
ガラクタ類に手を染め始めてほどなく、力のある物、実際より大きく見える物は良い品だ、と教わりました(^.^)