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五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

竹生島詣・近江の旅3

2014年08月07日 | 第2章 五感と体感
竹生島、江の島、宮島と云えば三大弁天ですね。

江の島は常に私の中にある風景の一つ。宮島の厳島神社は数年前に参拝。
あとは竹生島参拝というところで、なかなか機会に恵まれませんでした。
この度、ようやく念願が叶ったわけです。

私達一行は近江八幡の宿を8時に出発し、長浜には8時40分に到着。9時の連絡船に乗り、30分ほどかけて島に着きました。

背後には息吹山、進む方向の左手には平良山地を望み、謡曲竹生島の道行きをそのまま再現していることに堪らなく感動しているうちに竹生島の神社の鳥居が見えてきました。

仁和寺の二条天皇に寵愛された平経政(正)は、北陸での源氏義仲との戦いの前に竹生島を詣で、琵琶を奏で奉納したと伝えられており、竹生島宝物館では惟盛が奉納したと伝えられている笙を拝見しました。

竜神様がダイナミックに波を蹴立てて天に昇る姿を思い、歴史上に名を残す人物が次々と竹生島を詣でたことを想像すると、自分の手足がしっかりと地に着く様な安定感を得たのです。

交通手段が馬や牛車、ほとんどの人が徒歩であった時代、聖地と云われる場所に辿りつく感動は、私とは比べものにならないくらいのものだったと思います。
舟を漕ぎ、聖地を目指しながら琵琶湖の風景をゆったりと眺めていた人々と私が見たものが同じであることを今回はとても強く意識しました。

太古の昔、琵琶湖の水を求めて住みついた人々の歴史は、平家物語よりもはるかにさかのぼります。少なくとも7,8千年の歴史を物語る遺跡や遺物もこの地の魅力を高める所以でありましょう。

「聖地と云われる場所は、1センチ足りとも移動しない」という聖地の定義をふと思い出し、長きに渡り人の祈念を重ねた場所はやはり、何かある、、、と、痛切に感じた竹生島詣ででありました。

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