Mr.Dashのぶろぐ館

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2022年6月8日(水) [大峰]行者還岳のクサタチバナはそろそろ見ごろ!!

2022年06月11日 | 山登りの記録
■メイン写真
珍しいクサタチバナの群落


■今回のコース
90番ポスト→大ヒノキ→タイタン広場→奥駈道出合→天川辻→行者還小屋→行者還岳→
(往路を戻る)→90番ポスト


6月上旬、行者還岳へ向かう稜線にクサタチバナの花が咲く。
25年ほど前は、この群落を手でかき分けて進んだものだが、年々、バイケイソウや
トリカブトの勢いに押され、しだいに群落は小さくなってきている。
この貴重な群落もいつまで見られるか分からない。見られるうちが"花"ということで、
今年も行ってきた。



90番ポストの鉄階段を上がると、フタリシズカが咲いていた。



急坂の支尾根を登る。ユニークな形をした樹が現れる。
ミズナラの巨樹や、奇妙な形のリョウブ、ホオノキ、ヒメシャラ、ブナなどがみられる。



清明ノ尾に出る直前、巨大なヒノキが立ちはだかる。この尾根のシンボルツリーだ。



清明ノ尾に出ると、向こうに大普賢岳が見える。



タイタン広場。このトラックが本当にマツダ・タイタンなのかは、山岳誌「岳人」
2020年6月号の記事でわかる。



タイタン広場に咲いていたクチベニヨウラクツツジ。



大峰奥駈道に出る。シロヤシオは全部散ったあと。



西に弥山が見える。ズームで寄ると、弥山小屋がハッキリわかる。



奥駈道を北上する。歩くのがじつに心地いい、やさしい尾根道だ。



カマツカの花は満開。



奥駈道の道標。ここからしばらく、石灰岩が露出した道になる。



マンネングサ。



クサタチバナの群落に到着。



アップで見ると、なんとも清楚で美しい。



キレンゲショウマを保護するネット柵はあるが、見事に食われていた。
これでは残念ながら、早晩、全滅するだろう。
柵は見たところ破れ目はない。シカが飛び越えているのか、この日も国道309号で
見かけたサルの群れにやられているのか。



サラサドウダン。



今年のブナの実は豊作なのかな?
尾根をルンルン気分で歩いていくと、単独の山伏さんとすれ違った。



天川辻に鎮座するお地蔵様。世界遺産認定前に稜線を越えていた送電線の
工事の安全を祈願したもの。



行者還小屋に到着。行者があまりの険しさに引き返したと言われる垂直の岩壁が
背後に迫る。
ランチを摂っていたら、向こうから見覚えのある顔。
あらあらKさん、遠くからお越しだったんですね。



第58番靡に手を合わせる。



山頂へは東側から巻いていくが、木段(ほぼハシゴ)が連続する急登だ。



行者還岳の山頂に到着。三角点の場所はシャクナゲに囲まれて展望はない。
シャクナゲも、さすがに花期を終えていた。



すぐ近くに、弥山方面が一望できる展望岩がある。足元は垂直の崖。
展望岩は一人ずつしか進めない狭さ。



こわごわ下を覗くと、行者還小屋の屋根がほぼ真上から見下ろせる。

復路は、来た道をそのまま戻る。
ふたたびクサタチバナ群落を通ると、朝よりもたくさんの花が開いており
見ごたえがあった。

帰りは道の駅「杉の湯 川上」でレスト。
葛粉アイスや草もち、ホットコーヒーなど、めいめい好みの"ご褒美"を楽しんだ。

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