■メイン写真
荒菅沢渡渉点から、残念ながら霧の中の雨飾山を見上げる
■今回のコース
山田旅館⇒雨飾キャンプ場前(登山口)→ブナ平→荒菅沢渡渉点→笹平→雨飾温泉分岐→
雨飾山→(往路を戻る)→登山口⇒雨飾高原・露天風呂⇒サンテイン小谷(下里瀬温泉)
美しい名前から人気が高い雨飾山。日本百名山の深田久弥が二人目の妻・志げ子と
登った山。この時に深田は、小谷温泉の山田旅館に宿泊している。
特に深田ファンというわけではないが、山田旅館の建屋は文化庁の登録有形文化財ということで、
そういう点でかなり興味があった。
前回は、日帰り湯を借りただけだったので、今回ようやく、念願の宿泊となった。
評判のお料理は、もちろん絶品だった。
山田旅館の内湯。鉄分の濃い、いい泉質である。
夜半まで雨。天気が心配されたが朝、雨は上がっていた。
朝食は旅館に作って頂いた握り飯。7:30歩行スタートである。
はじめは平坦な木道を歩く。
小さな流れには20cmを超えるイワナの姿が。
20分ほど進んだところで、広河原の平坦地から急坂に転じる。
短い木製ハシゴなども出てくる。
急登が少し緩むと、ブナ平に着く。標高1930mくらい。
なるほど周囲は美しいブナ林。しかもかなりの大樹が目立つ。
すばらしい光景だ。
400mごとに距離を示す道標がある。
携帯トイレブース。2016年に試験的に紅葉シーズンに設置され、以降、本稼働している。
荒菅沢を見下ろす。あそこまで一旦、下るわけか…
で、荒菅沢を渡渉。雨はずいぶん降ったあとだが、渡るのにさしたる困難はない。
休憩中にみつけた黒いバッタ。ヒメギスというらしい。
荒菅沢から先は急坂が続く。
ずっと霧が出ていたが、一瞬だけ霧が飛び、布団菱が見えた。
ハシゴの急登が連続する。
アルペンムード満点の白い岩場。
傾斜が緩み、ササが増えてきたと思ったら、笹平に到着。
新潟県と長野県との県境の尾根に出たのだ。
5分ほどササをかき分けながら尾根道を西へ進むと、新潟県側の雨飾温泉へ続く
道との分岐を通る。前回はここを下りて、向こうの温泉にも入りに行ったなあ。
最後に岩場をちょっと登ったら、待望の雨飾山の山頂(三角点・最高点)に着く。
残念ながら真っ白な霧に包まれ、日本海も北アルプスも全く見えず。
それでも、ここまでレインウェアを着ることなく歩けたことで感謝すべきかー。
北風が冷たいが、山頂でランチとした。
新潟県側の雨飾山荘HPによると、雨飾山の名は、山頂で雨ごいを祈願したことが由来とのこと。
また、かつては「あまかざり山」と呼ぶほかに、「あらすげ山」とも呼ばれたそうだ。
双耳峰的山容は、糸魚川の漁師たちが海に出た時の目印になっていたとのこと。
西に30mほどの第2ピークには石仏が並ぶ。
下山は、もと来た道を忠実に戻る。
広河原の木道まで下りると、少し道を外れたところにひときわ大きな樹が目に入る。
女性5人が手を伸ばしてちょうど幹を1周。
下山後、雨飾荘の少し下にある雨飾高原・露天風呂に立ち寄った。
秘湯中の秘湯、大自然の中にオープンな露天風呂。男女別にワイルドな温泉がある。
もちろん周囲はブナなどの樹林が深いので、そう簡単に覗くことはできないので安心。
なんともいえない開放感の中、スッキリ汗を落とした。
夕刻、サンテイン小谷(下里瀬温泉)へ。珍しいマスや山菜のお料理に舌鼓、
この3日間で3つ目の温泉に浸かってシアワセ感にひたるのだった。
荒菅沢渡渉点から、残念ながら霧の中の雨飾山を見上げる
■今回のコース
山田旅館⇒雨飾キャンプ場前(登山口)→ブナ平→荒菅沢渡渉点→笹平→雨飾温泉分岐→
雨飾山→(往路を戻る)→登山口⇒雨飾高原・露天風呂⇒サンテイン小谷(下里瀬温泉)
美しい名前から人気が高い雨飾山。日本百名山の深田久弥が二人目の妻・志げ子と
登った山。この時に深田は、小谷温泉の山田旅館に宿泊している。
特に深田ファンというわけではないが、山田旅館の建屋は文化庁の登録有形文化財ということで、
そういう点でかなり興味があった。
前回は、日帰り湯を借りただけだったので、今回ようやく、念願の宿泊となった。
評判のお料理は、もちろん絶品だった。
山田旅館の内湯。鉄分の濃い、いい泉質である。
夜半まで雨。天気が心配されたが朝、雨は上がっていた。
朝食は旅館に作って頂いた握り飯。7:30歩行スタートである。
はじめは平坦な木道を歩く。
小さな流れには20cmを超えるイワナの姿が。
20分ほど進んだところで、広河原の平坦地から急坂に転じる。
短い木製ハシゴなども出てくる。
急登が少し緩むと、ブナ平に着く。標高1930mくらい。
なるほど周囲は美しいブナ林。しかもかなりの大樹が目立つ。
すばらしい光景だ。
400mごとに距離を示す道標がある。
携帯トイレブース。2016年に試験的に紅葉シーズンに設置され、以降、本稼働している。
荒菅沢を見下ろす。あそこまで一旦、下るわけか…
で、荒菅沢を渡渉。雨はずいぶん降ったあとだが、渡るのにさしたる困難はない。
休憩中にみつけた黒いバッタ。ヒメギスというらしい。
荒菅沢から先は急坂が続く。
ずっと霧が出ていたが、一瞬だけ霧が飛び、布団菱が見えた。
ハシゴの急登が連続する。
アルペンムード満点の白い岩場。
傾斜が緩み、ササが増えてきたと思ったら、笹平に到着。
新潟県と長野県との県境の尾根に出たのだ。
5分ほどササをかき分けながら尾根道を西へ進むと、新潟県側の雨飾温泉へ続く
道との分岐を通る。前回はここを下りて、向こうの温泉にも入りに行ったなあ。
最後に岩場をちょっと登ったら、待望の雨飾山の山頂(三角点・最高点)に着く。
残念ながら真っ白な霧に包まれ、日本海も北アルプスも全く見えず。
それでも、ここまでレインウェアを着ることなく歩けたことで感謝すべきかー。
北風が冷たいが、山頂でランチとした。
新潟県側の雨飾山荘HPによると、雨飾山の名は、山頂で雨ごいを祈願したことが由来とのこと。
また、かつては「あまかざり山」と呼ぶほかに、「あらすげ山」とも呼ばれたそうだ。
双耳峰的山容は、糸魚川の漁師たちが海に出た時の目印になっていたとのこと。
西に30mほどの第2ピークには石仏が並ぶ。
下山は、もと来た道を忠実に戻る。
広河原の木道まで下りると、少し道を外れたところにひときわ大きな樹が目に入る。
女性5人が手を伸ばしてちょうど幹を1周。
下山後、雨飾荘の少し下にある雨飾高原・露天風呂に立ち寄った。
秘湯中の秘湯、大自然の中にオープンな露天風呂。男女別にワイルドな温泉がある。
もちろん周囲はブナなどの樹林が深いので、そう簡単に覗くことはできないので安心。
なんともいえない開放感の中、スッキリ汗を落とした。
夕刻、サンテイン小谷(下里瀬温泉)へ。珍しいマスや山菜のお料理に舌鼓、
この3日間で3つ目の温泉に浸かってシアワセ感にひたるのだった。