
■メイン写真
日原街道から秋晴れの稲村岩と鷹ノ巣山を望む
■今回のコース
奥多摩駅⇒中日原→稲村岩→(稲村岩尾根)→ヒルメシクイノタワ→鷹ノ巣山
→水根山→六ツ石山→水根バス停⇒奥多摩駅
秋晴れのこの日、特別快速ホリデー快速おくたま1号で奥多摩駅へ。
駅前の露店で、おばちゃんから茶饅頭を買って少し栄養補給。

西東京バスに乗り、終着の中日原に着いたのはもう10:00前。
遠いなぁ。
「萬寿の水」から日原街道をほんの少し進んだところに登山口がある。
特徴ある「稲叢」形状の稲村岩と鷹ノ巣山。素晴らしい眺めだ(冒頭写真)。
一旦、急坂を下り、日原川にかかる橋を渡る。
そこから登り返していくことになる。
まずは渓谷沿いの道。両側から岩がせり出して昼間でも暗い。

数回、沢を渡り、右岸から稲村岩に絡むあたりから急登になる。
この急傾斜、そのまま鷹ノ巣山のピークまで続くことになる。
稲村岩のコルから、一旦、山頂への道を離れ、稲村岩に寄り道してみる。
日原街道からは登れるようには思えなかった稲村岩だが、裏から
回り込めたとは。それでも、なかなかの岩場だ。
なかばクライミング状態。3点指示で稲村岩のてっぺんに着く。
歩き始めて約300mほど登ったことになる。

いやー絶景かな。360度、遮るものがない。寄り道してよかった。
もとの登山道に戻る。コル11:00発。
ここからは、奥多摩山系では屈指の急ルートという稲村岩尾根の一本登りだ。
昭文社の地図では鷹ノ巣山まで2時間10分。標高差はおおよそ800mある。
これは、本気でかからないと。

尾根はブナやカエデの樹林で、本当に美しい。
登り始めはまだ葉が緑だった。

しかし標高を上げていくごとに、ブナは色づき始める。
黄葉からの木洩れ日の綺麗なこと。
嬉しくて、ちょっと登ってはカメラのシャッターを切り、山頂までの間に
30枚もブナばかり撮ってしまった。
尾根の途中で、一本早いバスで来たハイカーたちを次々にゴボウ抜きし、
ヒルメシクイノタワを経て鷹ノ巣山の山頂に着いたのは、12:20。
気づけば標高差800mを1時間20分で登ってしまっていた。
10分で100m登るハイペースだった。

山頂で昼食を摂る。
残念ながら富士山はギリギリ見えなかったが、南面の展望は最高!!
あー、苦労して登ってきた甲斐があった~。

じっとしていると肌寒くなってきた。まだこの先は長い。
名残惜しいが出発だ。再度、山頂を振り返る。

歩き始めると登山道脇にでっかいアザミ。花期はちょっと過ぎていたが、
これはひょっとしてフジアザミかな?

開けた尾根を南東へ。南側は草原状、北側かカエデやシラカバがみられる。
気持ちのいい、緩やかな尾根だ。

水根山は目立たないピーク。しかも登山道からも微妙にずれている。
標識がなければ、気づかずに通り過ぎていたかも。
石尾根に合流し、しばらくは尾根を忠実にたどる。

この尾根上だけで少なくとも4種類のカエデを確認できた。
城山のピークは知らない間に通り過ぎ、将門馬場のピークを巻くときに
それに気づいた。
途中で右に90度折れ、一気に下る。

黄葉を愉しみながら快調に飛ばしていると、まるで恐竜のような
面白い形の木を見つけた。

ほどなく六ツ石山のピークに到着。13:50。
東側はカラマツ林になっている。関西ではあまりお目にかからない
カラマツに、しばらく見とれてしまった。
なお、東京に来てちょうど1年になるが。この六ツ石山で、関東の山を
ちょうど50座、登頂したことになる。結構よくがんばったもんだ。
ここからは南に伸びる尾根をひたすら下る。

30分も下ると、超・美しいブナ、カエデ林は植林帯に変わり、
植林帯になった。ここからは見るべきものも少ない。一気に下りる。

かなり下りた頃、奥多摩湖が見えた。
水根のバス停はもうすぐだ。今日は充実感たっぷりの山行だった。
15:15にバス停に着き、10分ほどでバスが来た。しかも、幸運にも座れた。
奥多摩駅に戻り、バス停横の売店で缶ビールを買った。
東京行きの電車はほどなく入線してきたが、発車は30分ほど後。
ゆっくりビールを味わっていたら、見知らぬおっちゃんが
「それ、どこで売ってましたか?」と聞いてきた。
教えてあげたら5分ほどして、おっちゃんは片手に一番搾りを持って
電車に戻ってきた。ちらっとこっちを見て、ニコッと微笑みかけてくれた。
日原街道から秋晴れの稲村岩と鷹ノ巣山を望む
■今回のコース
奥多摩駅⇒中日原→稲村岩→(稲村岩尾根)→ヒルメシクイノタワ→鷹ノ巣山
→水根山→六ツ石山→水根バス停⇒奥多摩駅
秋晴れのこの日、特別快速ホリデー快速おくたま1号で奥多摩駅へ。
駅前の露店で、おばちゃんから茶饅頭を買って少し栄養補給。

西東京バスに乗り、終着の中日原に着いたのはもう10:00前。
遠いなぁ。
「萬寿の水」から日原街道をほんの少し進んだところに登山口がある。
特徴ある「稲叢」形状の稲村岩と鷹ノ巣山。素晴らしい眺めだ(冒頭写真)。
一旦、急坂を下り、日原川にかかる橋を渡る。
そこから登り返していくことになる。
まずは渓谷沿いの道。両側から岩がせり出して昼間でも暗い。

数回、沢を渡り、右岸から稲村岩に絡むあたりから急登になる。
この急傾斜、そのまま鷹ノ巣山のピークまで続くことになる。
稲村岩のコルから、一旦、山頂への道を離れ、稲村岩に寄り道してみる。
日原街道からは登れるようには思えなかった稲村岩だが、裏から
回り込めたとは。それでも、なかなかの岩場だ。
なかばクライミング状態。3点指示で稲村岩のてっぺんに着く。
歩き始めて約300mほど登ったことになる。

いやー絶景かな。360度、遮るものがない。寄り道してよかった。
もとの登山道に戻る。コル11:00発。
ここからは、奥多摩山系では屈指の急ルートという稲村岩尾根の一本登りだ。
昭文社の地図では鷹ノ巣山まで2時間10分。標高差はおおよそ800mある。
これは、本気でかからないと。

尾根はブナやカエデの樹林で、本当に美しい。
登り始めはまだ葉が緑だった。

しかし標高を上げていくごとに、ブナは色づき始める。
黄葉からの木洩れ日の綺麗なこと。
嬉しくて、ちょっと登ってはカメラのシャッターを切り、山頂までの間に
30枚もブナばかり撮ってしまった。
尾根の途中で、一本早いバスで来たハイカーたちを次々にゴボウ抜きし、
ヒルメシクイノタワを経て鷹ノ巣山の山頂に着いたのは、12:20。
気づけば標高差800mを1時間20分で登ってしまっていた。
10分で100m登るハイペースだった。

山頂で昼食を摂る。
残念ながら富士山はギリギリ見えなかったが、南面の展望は最高!!
あー、苦労して登ってきた甲斐があった~。

じっとしていると肌寒くなってきた。まだこの先は長い。
名残惜しいが出発だ。再度、山頂を振り返る。

歩き始めると登山道脇にでっかいアザミ。花期はちょっと過ぎていたが、
これはひょっとしてフジアザミかな?

開けた尾根を南東へ。南側は草原状、北側かカエデやシラカバがみられる。
気持ちのいい、緩やかな尾根だ。

水根山は目立たないピーク。しかも登山道からも微妙にずれている。
標識がなければ、気づかずに通り過ぎていたかも。
石尾根に合流し、しばらくは尾根を忠実にたどる。

この尾根上だけで少なくとも4種類のカエデを確認できた。
城山のピークは知らない間に通り過ぎ、将門馬場のピークを巻くときに
それに気づいた。
途中で右に90度折れ、一気に下る。

黄葉を愉しみながら快調に飛ばしていると、まるで恐竜のような
面白い形の木を見つけた。

ほどなく六ツ石山のピークに到着。13:50。
東側はカラマツ林になっている。関西ではあまりお目にかからない
カラマツに、しばらく見とれてしまった。
なお、東京に来てちょうど1年になるが。この六ツ石山で、関東の山を
ちょうど50座、登頂したことになる。結構よくがんばったもんだ。
ここからは南に伸びる尾根をひたすら下る。

30分も下ると、超・美しいブナ、カエデ林は植林帯に変わり、
植林帯になった。ここからは見るべきものも少ない。一気に下りる。

かなり下りた頃、奥多摩湖が見えた。
水根のバス停はもうすぐだ。今日は充実感たっぷりの山行だった。
15:15にバス停に着き、10分ほどでバスが来た。しかも、幸運にも座れた。
奥多摩駅に戻り、バス停横の売店で缶ビールを買った。
東京行きの電車はほどなく入線してきたが、発車は30分ほど後。
ゆっくりビールを味わっていたら、見知らぬおっちゃんが
「それ、どこで売ってましたか?」と聞いてきた。
教えてあげたら5分ほどして、おっちゃんは片手に一番搾りを持って
電車に戻ってきた。ちらっとこっちを見て、ニコッと微笑みかけてくれた。