Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2023年6月3日(土)[美山]白尾山へ、かやぶきの里を見下ろせる山へ!!

2023年06月05日 | 山登りの記録
■メイン写真
伝統的な茅葺きの古民家が幾つも保存されている「美山かやぶきの里」


■今回のコース
美山かやぶきの里駐車場→登山口→送電線鉄塔下→白尾山→(往路を戻る)→駐車場

南丹市美山町の「かやぶきの里」は、江戸時代から明治時代にかけて建てられた古民家の集落が
残され、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
今では観光客でいつも賑わっている。この集落群を理想的な鳥瞰で一望できる山が、白尾山だ。



美山かやぶきの里の有料駐車場にクルマを停め、そば畑を横切って登山口へ向かう。
獣除けの柵を開けて、小川にかかる金属製の橋を渡る。橋の横には、水路が小川をまたいでいる。



はじめは谷沿いに行く。この日は大雨が降った翌日で、気温は21度くらいだったが、
もうヤマビルが出始めていた。



コアジサイ。



モミジイチゴの実。



急登が始まる。関電巡視路の黒い樹脂製の階段がついている。
登山道としてはあまり手入れされていないので、観光客は安易に足を踏み入れないように。



イワカガミの大きな葉。ずっと群落が続くので、花期に歩いてみたくなる。



急登を終え、尾根に乗っかると、駐車場からも見えていた送電線鉄塔に着く。



ここから「かやぶきの里」が理想的なアングルで見下ろせる。
すばらしい景観に感動。



ところで、ここまでの間に何度かチェックしていたらヒルが複数見つかった。
いずれも吸血前でセーフ。
あらかじめ、全員が登山靴やズボンに虫よけスプレーや「ヒル下がりのジョニー」をつけたり
レインスパッツなどで防御していたのが奏功した。
見つけたヒルはすべて、消毒用アルコールで冷静に退治した。尾根に出るとヒルはもういない。



モミやカエデなど自然林の美しい尾根道を登っていく。
ギンリョウソウも、ちょうどシーズンのようで、あちこちで見かけた。



ウスタケのようだが、もしそうだったら、京都府レッドデータブックで準絶滅危惧種に指定
されているレアモノである。モミの樹林帯に生えるらしいので、条件的には該当する。



ホオノキの蕾。



鉄塔下から1時間10分ほど進んだあたりで、眺めが開け、由良川の流れが見えた。



初夏の日差しが、揺らぐ木の葉の間からこぼれ、キラキラする樹林。



主尾根に出ると、西側は広く伐採されていて、遠くまで見渡せる。



山頂付近で見かけたサワフタギ。



すぐに白尾山の山頂に到着。
冷たい風が通るのだろうか、ミズナラのほか、ナナカマドが多くみられた。



山頂からも、わずかに由良川が見下ろせる。

当初の予定では、尾根を回り込んで津ノ本谷を下山するつもりだったが、
前日の大雨で谷筋ルートの状態に不安が残るのと、谷道が長いということは、やはりヒル被害が
懸念されるため、来た道を戻って下山した。



下山後、内久保のベニバナヤマシャクヤク群落へ。
今年は開花が早く、5月20日、21日に公開の鑑賞会が実施されたというが、
地元の人によると、その翌週くらいが最も見ごろだったそうだ。



この日は既に公開時期は過ぎており、フェンスの外から、咲き残りの花を探すことしかできない。
それでも幾つか、咲いていたのを見られたのはラッキーだった。
なお、ここを含め京都府下でみられるベニバナヤマシャクヤクは、ピンクもあるが、白が多いという。
白いベニバナヤマシャクヤクというのも、なんだか妙なものだが。



(参考:資料写真)
内久保のベニバナヤマシャクヤク群落には、こうしたピンクの花も咲く。

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