![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/37/9e72daf6e294129eb994d82de77b2fd8.jpg)
■メイン写真
迫力いっぱいの野鹿ノ滝(30m)
■今回のコース
堰堤横の路肩→(入渓)→鱒止ノ滝→野鹿ノ滝→(林道)→堰堤横の路肩
今回はプライベート山行。
福井県と京都府の県境に、頭巾山(とうきんざん)という名の山がある。
この山から福井県側に流れ落ちる野鹿谷(のかだに)を沢靴でそぞろ歩いてきた。
今回のプランのゴールは、落差30mの野鹿ノ滝だ。
野鹿ノ滝へ向かう林道に入り、右に大きな堰堤が見えてくる。
堰堤を過ぎたところに、クルマ数台が停められる路肩があり、ここに駐車する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/9f/772432889f66bb8ed7bc166a466c4ea7.jpg)
遡行装備を整え、すぐ先で入渓する。気温22度。水は思った以上に冷たい。
コケがきれいな岩の上に、ニガナだろうか、黄色い花がたくさん咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/56/fd497cb9f7dc1c5b8c22c912b82ef44f.jpg)
清冽な水の中を歩いていくと、身長くらいの小滝が出てきた。
この沢は、最後に出てくる名のある滝以外は、ほとんど滝と呼べるものはない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/19/c77cb40c5d21ef319b6f4254fa828ce2.jpg)
とにかく流れがきれい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/b6/2b425c73d2cf44f984281fea68a18abd.jpg)
頭上にエゴノキ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/0c/b41343040b5750fb399ff97c871e0ee4.jpg)
カツラの巨木には、じつにいろいろな別の木が寄生していて、大きな複合生命体に
なっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/fc/d6419ee1f46c0616a8d92d13078344ba.jpg)
オオバアサガラの白い花。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/77/e51ff81d10e69387ea1df19452bb79e3.jpg)
斜瀑といえないくらいだが、ホワイトウォーターの瀬を越える。
同行してくれた(というか、今回の山行に誘ってくれた)Hさんは積極的に水に突っ込む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/06/3a19f6f69745a94273fa27f79808d238.jpg)
コナスビの花。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/83/61630fe64bc04323888e0c7844abf5f5.jpg)
すぐ隣には、ずっと林道が並走しているので、たまにコンクリートの壁が迫ってきたりするので、
いわゆる沢登り愛好者には物足りないだろうが、やはり渓流を歩くのはすがすがしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/d1/85692aea8deb0a141a72b0b2af609488.jpg)
ヤブデマリ。
凡流なので、植物を楽しみながら行くのがいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/8e/089add30cf8dd1a641bfb4ef9c9543ad.jpg)
この瀬は、意外に釜が深いので短い滑り台に最適。当然、Hさんは滑りながらドボンを
愉しんでいた。こちらは身体を冷やしたくないので、岩の上からの撮影役だ。
腰や胸程度まで浸かろうと思えば浸かれる釜はいくつかあるので、真夏に行けば
泳ぎまくれそうだ。今回は、深さを確認するだけで、ほとんど巻いて逃げた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/98/e6cfadad54827e36e639142d73bcf52e.jpg)
今度の巨樹はトチノキ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/36/5b168297770a608cce93e50a12001121.jpg)
滝を見に行くための遊歩道に合流すると、あずま屋が見えてくる。
休憩するのにちょうどよさそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/8a/dc4b0860c01abbd7a2c0eee55dadbec1.jpg)
あずま屋の横には、何本も株立ちしたカツラ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/84/ca6fa86ecdb7462d9cf19179181f63a5.jpg)
鱒止ノ滝。3mくらいで、斜瀑というには立っていて、直瀑とは到底言えない、微妙な傾斜。
右から簡単に越えられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/37/9e72daf6e294129eb994d82de77b2fd8.jpg)
ゴールの野鹿ノ滝。
ここまで平和すぎる沢だったが、いきなり30mの大滝がかかるとは。
この日は水量も多く、大迫力だ。
手前の淵は背が立たないくらい。当方でロープで確保しながらHさんが泳いで突破し、
上段まで見に行ってくれた。
遊歩道に戻り、林道に上がる。ここは頭巾山の登山口でもある。
ここで本日の目的は完遂。ちょうどお昼時なので、クルマも来ない林道でおにぎりを頬ばる。
あとは林道をぷらぷらと歩いて、駐車地に戻った。
帰りに、道の駅・名田庄の敷地内にある、「暦会館」を見学した。
ここには、日本の暦(カレンダー)の歴史を展示してある。
平安時代から、陰陽師の安倍氏が暦を管理していたが、その子孫が、応仁の乱を
避けるため、所領であった名田庄に移り住み、土御門氏を名乗り、この地で陰陽師の
業務を司った。いわば都の機能の一部が、ここにあったということになる。
関ケ原の戦いのころまで、土御門氏は名田庄にいたという。
野鹿ノ滝には、安倍家にまつわる伝説が残る。
「昔、戦に敗れて落ちのびようとした安倍家の別当・石王丸が、滝壷から光を放つ薬師
如来像に逃げ道を教示された」とのことである。
迫力いっぱいの野鹿ノ滝(30m)
■今回のコース
堰堤横の路肩→(入渓)→鱒止ノ滝→野鹿ノ滝→(林道)→堰堤横の路肩
今回はプライベート山行。
福井県と京都府の県境に、頭巾山(とうきんざん)という名の山がある。
この山から福井県側に流れ落ちる野鹿谷(のかだに)を沢靴でそぞろ歩いてきた。
今回のプランのゴールは、落差30mの野鹿ノ滝だ。
野鹿ノ滝へ向かう林道に入り、右に大きな堰堤が見えてくる。
堰堤を過ぎたところに、クルマ数台が停められる路肩があり、ここに駐車する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/9f/772432889f66bb8ed7bc166a466c4ea7.jpg)
遡行装備を整え、すぐ先で入渓する。気温22度。水は思った以上に冷たい。
コケがきれいな岩の上に、ニガナだろうか、黄色い花がたくさん咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/56/fd497cb9f7dc1c5b8c22c912b82ef44f.jpg)
清冽な水の中を歩いていくと、身長くらいの小滝が出てきた。
この沢は、最後に出てくる名のある滝以外は、ほとんど滝と呼べるものはない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/19/c77cb40c5d21ef319b6f4254fa828ce2.jpg)
とにかく流れがきれい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/b6/2b425c73d2cf44f984281fea68a18abd.jpg)
頭上にエゴノキ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/0c/b41343040b5750fb399ff97c871e0ee4.jpg)
カツラの巨木には、じつにいろいろな別の木が寄生していて、大きな複合生命体に
なっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/fc/d6419ee1f46c0616a8d92d13078344ba.jpg)
オオバアサガラの白い花。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/77/e51ff81d10e69387ea1df19452bb79e3.jpg)
斜瀑といえないくらいだが、ホワイトウォーターの瀬を越える。
同行してくれた(というか、今回の山行に誘ってくれた)Hさんは積極的に水に突っ込む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/06/3a19f6f69745a94273fa27f79808d238.jpg)
コナスビの花。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/83/61630fe64bc04323888e0c7844abf5f5.jpg)
すぐ隣には、ずっと林道が並走しているので、たまにコンクリートの壁が迫ってきたりするので、
いわゆる沢登り愛好者には物足りないだろうが、やはり渓流を歩くのはすがすがしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/d1/85692aea8deb0a141a72b0b2af609488.jpg)
ヤブデマリ。
凡流なので、植物を楽しみながら行くのがいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/8e/089add30cf8dd1a641bfb4ef9c9543ad.jpg)
この瀬は、意外に釜が深いので短い滑り台に最適。当然、Hさんは滑りながらドボンを
愉しんでいた。こちらは身体を冷やしたくないので、岩の上からの撮影役だ。
腰や胸程度まで浸かろうと思えば浸かれる釜はいくつかあるので、真夏に行けば
泳ぎまくれそうだ。今回は、深さを確認するだけで、ほとんど巻いて逃げた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/98/e6cfadad54827e36e639142d73bcf52e.jpg)
今度の巨樹はトチノキ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/36/5b168297770a608cce93e50a12001121.jpg)
滝を見に行くための遊歩道に合流すると、あずま屋が見えてくる。
休憩するのにちょうどよさそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/8a/dc4b0860c01abbd7a2c0eee55dadbec1.jpg)
あずま屋の横には、何本も株立ちしたカツラ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/84/ca6fa86ecdb7462d9cf19179181f63a5.jpg)
鱒止ノ滝。3mくらいで、斜瀑というには立っていて、直瀑とは到底言えない、微妙な傾斜。
右から簡単に越えられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/37/9e72daf6e294129eb994d82de77b2fd8.jpg)
ゴールの野鹿ノ滝。
ここまで平和すぎる沢だったが、いきなり30mの大滝がかかるとは。
この日は水量も多く、大迫力だ。
手前の淵は背が立たないくらい。当方でロープで確保しながらHさんが泳いで突破し、
上段まで見に行ってくれた。
遊歩道に戻り、林道に上がる。ここは頭巾山の登山口でもある。
ここで本日の目的は完遂。ちょうどお昼時なので、クルマも来ない林道でおにぎりを頬ばる。
あとは林道をぷらぷらと歩いて、駐車地に戻った。
帰りに、道の駅・名田庄の敷地内にある、「暦会館」を見学した。
ここには、日本の暦(カレンダー)の歴史を展示してある。
平安時代から、陰陽師の安倍氏が暦を管理していたが、その子孫が、応仁の乱を
避けるため、所領であった名田庄に移り住み、土御門氏を名乗り、この地で陰陽師の
業務を司った。いわば都の機能の一部が、ここにあったということになる。
関ケ原の戦いのころまで、土御門氏は名田庄にいたという。
野鹿ノ滝には、安倍家にまつわる伝説が残る。
「昔、戦に敗れて落ちのびようとした安倍家の別当・石王丸が、滝壷から光を放つ薬師
如来像に逃げ道を教示された」とのことである。