通勤電車の中は、読書と睡眠の時間。ケータイは電源を切るべきものだ。というわけで、Mr.Dashの本代は、毎月、けっこうかかる。しかし、読書といっても、まともな本は読まず、山関係の本や、地図であったり、沢登りの遡行図であったり、結局のところはそういう路線ばかりだ。
今度は、安川茂雄著「谷川岳に逝ける人びと」。文庫本スタイルなのに1200円もする。レジで初めて気づいて一瞬あせる。いつからこんなに文庫本が高くなったのか。
本の中身は、タイトルそのまま、谷川岳の遭難事件を集めたもの。それがかなりリアルに、かつ淡々と描写されている。美化されていないだけに、これが怖い。
それにしても、多くの岳人たちが、この山で命を散らしたものだ。Mr.Dashは、パイオニアワークの世代ではないし、岩ヤさんでもなく、ただの腰痛もちの徘徊ハイカー。だから、遭難事故が相次いでいるこんなルートに遭えて挑戦していくのには、ちょっとついていけない。
しかし、もし、あの時代に生まれていて、腰痛がなくて、もう少し体力があって、もう少し胃腸が強くて、もう少し若くて、もう少し野心があったら、挑んだかもしれないな。そして、たぶん思いっきり気負って、たぶん落ちていた。
いろいろ恵まれていないのも、いいものだ。自己満足で、楽しめる。
今度は、安川茂雄著「谷川岳に逝ける人びと」。文庫本スタイルなのに1200円もする。レジで初めて気づいて一瞬あせる。いつからこんなに文庫本が高くなったのか。
本の中身は、タイトルそのまま、谷川岳の遭難事件を集めたもの。それがかなりリアルに、かつ淡々と描写されている。美化されていないだけに、これが怖い。
それにしても、多くの岳人たちが、この山で命を散らしたものだ。Mr.Dashは、パイオニアワークの世代ではないし、岩ヤさんでもなく、ただの腰痛もちの徘徊ハイカー。だから、遭難事故が相次いでいるこんなルートに遭えて挑戦していくのには、ちょっとついていけない。
しかし、もし、あの時代に生まれていて、腰痛がなくて、もう少し体力があって、もう少し胃腸が強くて、もう少し若くて、もう少し野心があったら、挑んだかもしれないな。そして、たぶん思いっきり気負って、たぶん落ちていた。
いろいろ恵まれていないのも、いいものだ。自己満足で、楽しめる。