先週、山岳部の例会が雨で中止になった。そこで1週間後に個人山行として
歩行ルートは例会の計画そのままに、リベンジを企てた。
当週になってから声をかけたのに9人も集まったのは意外。
久しぶりのサワヤカY澤氏も前日に参加が決まった。
釈迦ヶ岳の引力はすごい。
今日は[山と渓谷社」日本二百名山登山ガイド(下)に掲載されている
前鬼~釈迦~弥山~天川川合の縦走ルートではなく、お気軽に
太尾登山口~古田ノ森~千丈平~釈迦~大日というルートだ。
登り始めるとすぐにブナやカエデ、ナナカマド、オオカメノキなどの新緑に
包まれる。気の早いシャクナゲが咲き始めている。シロヤシオはまだ
ほんの数輪だ。やがて開けた尾根に出る。青空の下、のどかなハイキングで
全身が浄化されていくようだ。
Mr.Dashkの好きな、眺めのよい露岩で全員の記念写真を撮る。
ただ、前回来た時よりも、倒木が増えているし、何よりもコバイケイソウが
増えていて、場所によってはそれ一色の群落になっていた。シカが食わない
毒草だけが、こうして勢力を広げていく。
それでも、時折見られるミヤマカタバミの可憐な花が心を和ませる。
やがて大日岳の三角錐が見えてきた。
千丈平の隠し水は健在。ここで中休止をとり、Mr.Dashは深仙宿から
延びている巻き道の取り付きを確認しておいた。昭文社の新しい地図では、
この巻き道の記載がなくなったので、あるいは荒れ放題なのかと懸念したからだ。
果たして踏み跡は健在、ほっとする。
最後のわずかな登りをこなして奥駈道に合し、釈迦ヶ岳ピークにはちょうど
正午に到着だ。
いいペース。山頂は満員。パーティは分散して昼食をとらざるを
得なかった。我々は七面山を正面に見ながらのランチ。
大日岳のアケボノツツジは、咲くには咲いていたが、まだチョット早いかな。
霧がだんだん濃くなってきて、出発の頃には弥山・八経のピークが見えなくなった。
奥駈道を南進し、深仙宿を経て大日岳へ。道中のアケボノツツジが美しい。
満開には早いが、これだけ見られたら満足だ。皆も嬉しそう。来てよかった。
大日岳は、鎖のない巻きルートでピークを踏む。既に周りは霧で真っ白。
うーむ、絶景はおあずけか。残念。
大日岳ピークからは、本来とは逆に、Mr.Dash、S谷さん、N尾クンの
3人が、鉄鎖にカラビナスルーで一枚岩の行場をクライムダウン。
これはスリルたっぷりで楽しかったゾ!
奥駈道に戻ったら、ついに雨が降り始めた。午前中の抜けるような青空が嘘のよう。
カッパを着て深仙宿に戻ったら、単独で奥駈道を熊野本宮に向けて歩いているという
カナダ人に会った。初めての日本訪問で、いきなり奥駈とは酔狂な。
深仙宿からは、もう奥駈道を登り返すのもしんどいので、巻き道を利用する。
白状すると、この巻き道を使うのは初めてだ。しかし、踏み跡はこちらからも
しっかりしているし、GPSも確実に軌跡を描いており問題ない。
この選択は正しかった。本当にらくちん。苦労なく千丈平に直行だ。
このころから雨足もましになる。旧登山口との分岐ではシカが5頭も遊んでいた。
我々が近づいても逃げないようになっている。それどころか、ザックを
開け始めたら、逆にじっと凝視して近づかんばかり。もう野生じゃないな。
Mr.Dashが茂みに入って小用を足して元のところに戻ったら、シカの1頭が
用を足した場所に歩み寄り、その現場の地面を舐めはじめたではないか!
おおーっ、それはやめてくれよ。シカにそんな趣味があったとは!!
意外な発見をしつつ下山する。往路、あまり見つからなかったシロヤシオが
いつの間にかたくさん咲いている。
朝に見たシャクナゲも、咲いている花が増えていた。午前中の暖かい晴天と、
その後のスコールで、一気に開花したのだろう。
いずれにせよ、最後にすばらしい”ご褒美”だ。
”夢の湯”で汗を流すと、満足感と充実感でシアワセいっぱいの気分。
盛りだくさんの春の日だった。
歩行ルートは例会の計画そのままに、リベンジを企てた。
当週になってから声をかけたのに9人も集まったのは意外。
久しぶりのサワヤカY澤氏も前日に参加が決まった。
釈迦ヶ岳の引力はすごい。
今日は[山と渓谷社」日本二百名山登山ガイド(下)に掲載されている
前鬼~釈迦~弥山~天川川合の縦走ルートではなく、お気軽に
太尾登山口~古田ノ森~千丈平~釈迦~大日というルートだ。
登り始めるとすぐにブナやカエデ、ナナカマド、オオカメノキなどの新緑に
包まれる。気の早いシャクナゲが咲き始めている。シロヤシオはまだ
ほんの数輪だ。やがて開けた尾根に出る。青空の下、のどかなハイキングで
全身が浄化されていくようだ。
Mr.Dashkの好きな、眺めのよい露岩で全員の記念写真を撮る。
ただ、前回来た時よりも、倒木が増えているし、何よりもコバイケイソウが
増えていて、場所によってはそれ一色の群落になっていた。シカが食わない
毒草だけが、こうして勢力を広げていく。
それでも、時折見られるミヤマカタバミの可憐な花が心を和ませる。
やがて大日岳の三角錐が見えてきた。
千丈平の隠し水は健在。ここで中休止をとり、Mr.Dashは深仙宿から
延びている巻き道の取り付きを確認しておいた。昭文社の新しい地図では、
この巻き道の記載がなくなったので、あるいは荒れ放題なのかと懸念したからだ。
果たして踏み跡は健在、ほっとする。
最後のわずかな登りをこなして奥駈道に合し、釈迦ヶ岳ピークにはちょうど
正午に到着だ。
いいペース。山頂は満員。パーティは分散して昼食をとらざるを
得なかった。我々は七面山を正面に見ながらのランチ。
大日岳のアケボノツツジは、咲くには咲いていたが、まだチョット早いかな。
霧がだんだん濃くなってきて、出発の頃には弥山・八経のピークが見えなくなった。
奥駈道を南進し、深仙宿を経て大日岳へ。道中のアケボノツツジが美しい。
満開には早いが、これだけ見られたら満足だ。皆も嬉しそう。来てよかった。
大日岳は、鎖のない巻きルートでピークを踏む。既に周りは霧で真っ白。
うーむ、絶景はおあずけか。残念。
大日岳ピークからは、本来とは逆に、Mr.Dash、S谷さん、N尾クンの
3人が、鉄鎖にカラビナスルーで一枚岩の行場をクライムダウン。
これはスリルたっぷりで楽しかったゾ!
奥駈道に戻ったら、ついに雨が降り始めた。午前中の抜けるような青空が嘘のよう。
カッパを着て深仙宿に戻ったら、単独で奥駈道を熊野本宮に向けて歩いているという
カナダ人に会った。初めての日本訪問で、いきなり奥駈とは酔狂な。
深仙宿からは、もう奥駈道を登り返すのもしんどいので、巻き道を利用する。
白状すると、この巻き道を使うのは初めてだ。しかし、踏み跡はこちらからも
しっかりしているし、GPSも確実に軌跡を描いており問題ない。
この選択は正しかった。本当にらくちん。苦労なく千丈平に直行だ。
このころから雨足もましになる。旧登山口との分岐ではシカが5頭も遊んでいた。
我々が近づいても逃げないようになっている。それどころか、ザックを
開け始めたら、逆にじっと凝視して近づかんばかり。もう野生じゃないな。
Mr.Dashが茂みに入って小用を足して元のところに戻ったら、シカの1頭が
用を足した場所に歩み寄り、その現場の地面を舐めはじめたではないか!
おおーっ、それはやめてくれよ。シカにそんな趣味があったとは!!
意外な発見をしつつ下山する。往路、あまり見つからなかったシロヤシオが
いつの間にかたくさん咲いている。
朝に見たシャクナゲも、咲いている花が増えていた。午前中の暖かい晴天と、
その後のスコールで、一気に開花したのだろう。
いずれにせよ、最後にすばらしい”ご褒美”だ。
”夢の湯”で汗を流すと、満足感と充実感でシアワセいっぱいの気分。
盛りだくさんの春の日だった。