日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2013年度JRA賞  ロードカナロアが年度代表馬に選ばれる。

2014年01月08日 | 競馬

昨年活躍した競走馬と騎手・調教師を表彰する「2013年度JRA賞」の選考委員会が7日に開かれ、国内外で短距離GⅠ競走を4勝したロードカナロアが年度代表馬に選ばれました。1200mを主戦とする馬が選出されるのは史上初めてとなります。




主な受賞馬は次の通り。

◎年度代表馬&最優秀短距離馬=ロードカナロア(栗東・安田隆行厩舎)
ロードカナロアは記者投票で209票を集め、2位のオルフェーヴル(69票)に140票差をつけると、最優秀短距離馬でも満票(280票)を獲得。最優秀短距離馬との同時受賞は98年のタイキシャトル以来の快挙です。昨年は6戦出走して5勝を挙げ、うちGⅠ競走で4勝をマーク。春は高松宮記念とマイルの安田記念を勝ち、秋はスプリンターズステークスと香港スプリントを共に2連覇。特に現役最後のレースとなった香港スプリントでは、5馬身差の圧勝劇で世界に度肝を抜かせました。通算成績19戦13勝の名スプリンターは、今月13日に京都競馬場で引退式を行います。

最優秀2歳牡馬=アジアエクスプレス(美浦・手塚貴久厩舎)
ダートでぶっちぎりの強さで2連勝を飾った後、3戦目の朝日杯フューチュリティステークスでは、初芝ながら鋭い末脚で差し切り勝ち。デビュー3連勝で2歳王者に輝きました。

最優秀2歳牝馬=レッドリヴェール(栗東・須貝尚介厩舎)
2戦目の札幌2歳ステークスでは、道悪を苦にせず牡馬を一蹴。阪神ジュベナイルフィリーズでは、ハープスターとの競り合いを制しました。

最優秀3歳牡馬=キズナ(栗東・佐々木晶三厩舎)
毎日杯と京都新聞杯を2連勝すると、日本ダービーではゴール前でエピファネイアを捕らえて優勝。秋にはフランス遠征を行い、ニエル賞で英国ダービー馬・ルーラーオブザワールドに勝利。次の凱旋門賞では4着と健闘。6戦4勝の成績が評価され、242票を獲得しました。

最優秀3歳牝馬=メイショウマンボ(栗東・飯田明弘厩舎)
牝馬3冠の第2戦・オークスを勝つと、秋華賞で2冠制覇。さらに古馬と初めて対戦したエリザベス女王杯も勝ってGⅠ3勝目。記者投票でも満票を獲得しました。今年は産経大阪杯から始動し、ダービー馬・キズナと直接対決。一部報道では「凱旋門賞挑戦」の噂がありますが、実現できるのでしょうか?


最優秀4歳以上牡馬=オルフェーヴル(栗東・池江泰寿厩舎)
凱旋門賞ではトレヴの前に2着に敗れましたが、ラストランの有馬記念では8馬身差の大勝で有終の美を飾りました。ありまでのパフォーマンスが記者陣の心を動かし、176票を獲得。カナロアを抑え、「最優秀4歳以上牡馬」を2年連続で受賞。

最優秀4歳以上牝馬=ジェンティルドンナ(栗東・石坂正厩舎)
2012年の年度代表馬・ジェンティルは、ドバイシーマクラシックで2着、宝塚記念で3着、秋の天皇賞で2着と3連敗。しかし、背水の陣で臨んだジャパンカップで優勝し、JC史上初の2連覇を達成。

最優秀ダートホース=ベルシャザール(栗東・松田国英厩舎)
ダート交流GⅠ4勝を挙げたホッコータルマエとジャパンカップダートを勝ったベルジャザールの一騎討ちとなった「最優秀ダートホース」争いは、154票を獲得したベルジャが最優秀ダートホースの座につきました。タルマエは地方で強かったけど、JCDで3着だったのが痛かった…。

最優秀障害馬=アポロマーベリック(美浦・堀井雅広厩舎)
障害部門は中山大障害を勝ったアポロマーべリックが受賞。今年3月に障害路線に転向し、6月の東京ジャンプステークスで重賞初制覇。7戦目の中山大障害では、2着に8馬身差の圧勝でJ・GⅠ制覇。


特別賞=武豊騎手(栗東・フリー)
今年11月のマイルチャンピオンシップで前人未踏のGⅠ100勝を達成した武豊騎手が「JRA賞特別賞」を受賞。ユタカ騎手は通算3000勝を挙げた2007年にも特別賞を受賞しており、今回で2回目です。昨年は1月に通算3500勝を達成すると、2月には京都記念を勝って27年連続重賞制覇、5月には5度目の日本ダービー制覇を成し遂げました。ここ数年は落馬事故の影響で不振に喘いでいましたが、ダービーを機に完全復活。弟の幸四郎さんもメイショウマンボとのコンビでGⅠ3勝。今年もまた武兄弟が競馬界を賑わせてくれそうです。



騎手部門
・最多勝利騎手 福永祐一(栗東)  131勝
・最高勝率騎手 川田将雅(栗東)  .166
・最多賞金獲得騎手 福永祐一(栗東)  26億1927万4000円
・MVJ(新設) 福永祐一(栗東)  50ポイント
・最多勝利障害騎手 高田潤(栗東) 14勝
・最多勝利新人騎手 該当者なし

調教師部門
・最多勝利調教師 角居勝彦(栗東) 56勝
・最高勝率調教師 藤原英昭(栗東) .193(延べ100頭以上出走)
・最多賞金獲得調教師 角居勝彦(栗東) 17億7326万7000円
・優秀技術調教師 角居勝彦(栗東)


調教師&騎手部門では、福永騎手が全国リーディング&最多賞金獲得の2冠に輝き、今年新設された「MVJ」を獲得。MVJとは、中央・地方・海外の指定レースを合わせた成績を「勝利度数」「勝率」「獲得賞金」「年間騎乗回数」の項目ごとに順位付けし、その総合得点により選ばれます。福永騎手は勝利度数で15点、勝率で14点、賞金で14点、騎乗回数で7点、合計50点を獲得。
調教師部門では、角居調教師が3冠制覇。エピファネイアが菊花賞馬になったり、デニムアンドルビーがジャパンカップで2着になったりと角居厩舎所属馬が活躍。この春はデニムがドバイ遠征を行い、エピファは春の天皇賞に向かうと思われます。




にほんブログ村 音楽ブログ パンク・ハードコアへ にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ
にほんブログ村 野球ブログへ にほんブログ村 野球ブログ 福岡ソフトバンクホークスへ
 
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする