日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

シンザン記念2014 ミッキーアイル逃げ切って3連勝!

2014年01月13日 | 競馬

1月3連休開催の中日だった12日は、京都競馬場で今年最初の3歳重賞・第48回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ・芝1600m 13頭立て)が行われました。オルフェーヴルやジェンティルドンナ、ダイワスカーレットなど数多くのGⅠ馬を輩出したこのレース、今年は現在2連勝中のディープインパクト産駒⑫ミッキーアイル、朝日杯フューチュリティステークスで3着だった①ウインフルブルーム、スクリーンヒーロー産駒⑪モーリス、新馬戦で4馬身差で快勝した牝馬の④ワイレアワヒネ、②タガノグランパと⑧ビップレボルシオンの「ラジオNIKKEI杯」組が参戦しました。



スタートでミッキーアイルがポンと飛び出し、早々と先手を奪う。2番手集団は、⑩ニシケンモノノフとモーリスの7枠2頭が並走し、ウインフルブルームが内から馬なりで上がって単独2番手。モノノフが3番手、モーリスは4番手に。5番手にワイレアワヒネ、その後ろの6番手にタガノグランパが追走。中団グループは、スタートで出遅れたビップレボルシオンが7番手まで上がり、⑨ビービーブレイン8番手、9番手に③アグネスミニッツ。後方は⑥カシノヒカル、⑦カクシアジ、⑤クリノカンパニーと続き、⑬シセイカスガが少し離れて最後方。
外回り3コーナーの坂の頂上に差し掛かり、先頭を行くアイルは前半800mを47.9秒で通過。フルブルームがしっかりとアイルの背後につけ、モーリスが2番手のフルブルームに並びかける。アワヒネはまだ4番手。4コーナーを回り、最後の直線へと差し掛かり、逃げ粘るミッキーアイルがラストスパートに入り、ウインフルブルームが懸命に追いかける。3番手争いでは、ワイレアワヒネとタガノグランパがモーリスを捕らえ、グランパが3番手に上がる。ラスト100mを切り、アイルが持ったまま逃げ、フルブルームが差を詰めるも、ミッキーアイルがそのまま先頭でゴールイン!まんまと逃げ切り、3連勝で重賞初制覇です!



全着順&払戻金
1着⑫ミッキーアイル   1分33秒8
2着①ウインフルブルーム  1/2馬身
3着②タガノグランパ    3馬身1/2
4着④ワイレアワヒネ    1馬身1/2
5着⑪モーリス        1馬身
6着③アグネスミニッツ   3/4馬身
7着⑧ビップレボルシオン  1馬身1/4
8着⑩ニシケンモノノフ   1/2馬身 
9着⑥カシノヒカル      2馬身1/2
10着⑦カクシアジ      2馬身
11着⑤クリノカンパニー   1馬身3/4
12着⑨ビービーブレイン   2馬身
13着⑬シセイカスガ     1/2馬身

単勝 ⑫ 160円
複勝 ⑫ 110円 ① 130円 ② 210円
枠連 [1]-[8] 320円
馬連 ①-⑬ 320円
馬単 ⑫-① 430円
ワイド ①-⑬ 500円 ①-② 500円 ②-⑫ 360円
3連複 ①-②-⑫ 970円
3蓮単 ⑫-①-② 2,220円


クラシックへの登竜門・シンザン記念は、単勝1.6倍と断然の1番人気だったミッキーアイルが、人気にしっかりと応えて優勝しました。バッチリと言いたくなるようなロケットスタートで先手を奪い、道中も先頭をキープし続け、直線ではほとんどムチを入れず、ウインフルブルームの追撃を押さえて逃げ切りました。鞍上の浜中俊騎手は、昨年のエーシントップに続き、同レースの連覇を成し遂げました。ウインフルブルームも必死に追い上げましたが、半馬身及ばず2着。タガノグランパが上がり3ハロン最速の33.8秒の末脚で3着に持ち込みました。3番人気のモーリスは、折り合いを欠いたのが響いて5着でした。
3連勝で重賞初Vのミッキーアイルは、新馬戦では2着(その時の勝ち馬はアトム)でしたが、2戦目の未勝利戦では5馬身差の快勝。勝ちタイム・1分32秒3は芝1600mの2歳レコードです。続く3戦目のひいらぎ賞でも3馬身半差をつけて逃げ切り勝ち。翌日の朝日杯FS(1:34.7)より0.5秒速い、1分34秒2のタイムを残しました。そしてこの日も逃亡劇で勝ちました。これで通算成績も4戦3勝。音無秀孝調教師の話によると、次走は中山のニュージーランドトロフィーを使い、それからNHKマイルカップに向かう予定。2歳王者・アジアエクスプレスとの直接対決実現はいつになるのでしょうか?




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