MY LIFE AS A FOOTBALL

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会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

ダイレクトに危険な存在にならねばならない  7/21

2007年07月23日 | 木曜日のボール
 オシムの俊輔論

昨日に続いて、今日も引用(パクりとも言う)だ。
今回のテキストは、イビチャ・オシム著「日本人よ!」からだ。

タイトルの“ダイレクトに危険な存在~”というのは、オシムの中村俊輔論だ。
よし、引用するぞ・・・

 中村が代表によりフィットするためには、
 誰かを通して彼が危険な存在になるのではなく
 もっとダイレクトに危険な存在にならねばならない。

 つまり、単なるパッサーに終わるのではなく、
 ゴールに対してもっと直接的にからんでいくべきなのだ。
 なぜなら、パッサーとしてだけプレーするならば、
 相手によっては簡単に守られてしまうからだ。


キレイなスルーパスを通した快感ぐらいで満足してちゃダメだよ … と。
そう、ボールを持ったら常にゴールを狙ってくるプレーヤーほど恐ろしいものはない。

シュートが来るぞ、と思わすことは、
本来のパッサーとしても、よりアドバンテージを持つことになる。

そして、オシムの恐ろしいところは・・・

 しかしながら、直接的に危険な存在になったとしても、
 彼に対してはもっと上の要求がいくことだろう。

 誰かがそれをできるならば、人はさらに多くを求めようとする。
 だから、人間は常に向上心が必要なのだ。
 できない者たちは取り残され、そして消えてしまう。



そんなところで止まっているな、君はもっとできるのだから・・・
深い尊敬と愛情が感じられます。

俊輔にとって、これ以上の賛辞はない、と思います。