★日本では断トツブッちぎりでナンバー1
アジアでも文句なし!
ひょっとすると、世界でもっとも美しかった? 一瞬でもね。
とまぁ、そんくらいキレイだった浅丘ルリ子の評伝だ。
著者は山梨が誇るブス・・・だったこともある林真理子だ。
まさか林真理子の本を読むことになるとは思わなかったけれど・・・
・・・これがメサメサ面白い。
イッキ読みだ。林真理子恐るべし! ちゅーか、ルリ子恐るべし!
恋人だった小林旭には、別れた後もなにかと頼られるし、
その妻になる美空ひばりとも、元カノでありながら親友関係になる。
そしてルリ子の永遠の人は、あの石原裕次郎だ。
15歳から思い続けた彼女は、26歳の時、最初で最後の告白をする。
「裕ちゃん、好き、ずっと前から好き。
本当に好き。私はずっと裕ちゃんだけなの …… 」
浅丘ルリ子にここまで言わせて裕次郎は・・・どうなるかは本を読んでね。
んで、アキラや裕次郎に比べると“へーちゃん”ときたら・・・
石坂浩二の饒舌は、ある種異様だ。 正直イタい。(大きなお世話だけど)
イタい人は、別れ際も超イタい^^・・・イタさは本で確かめてね。
自分の負の部分はできるだけ早く忘れるようにする。
そして陽のあたるほうに顔を向け、明日のことだけを考える。
浅丘ルリ子は、どこかさばさばしている。
リリーを演じる際、山田洋次に聞いたそうだ。
「監督、この二人(寅さんとリリー)は寝たんですか、寝なかったんですか」
ルリ子さんは、20以上年下の恋人に愛されて、今日を生きている。
「RURIKO」 林真理子 角川書店