「イニシエーション・ラブ」 乾 くるみ 文春文庫
こいつぁ オモシロイ !!!
ラスト2行で物語が完全にひっくり返ります。
ある人物を探しまわることになるでしょう。
まさに、再読せずにはいられない!
ごく普通の恋愛話(ふたまた話)だったはずが、
イッキに不気味なサイコパスの話へと劇的に変化します・・・
そのサイコパスの言動を思い出すたびに
ジワジワきます。恐怖と黒い笑いが。
こんな人がフツーにいないことを祈りましょう。
・・・とこの本、単行本の発売は04年です。
あらあら、もう4年も前の作品なのね。評判になった?
今さら何を言ってんだか・・・とか言わないでね。
「本の雑誌」を買わなくなってから、情報にウトいのさ。
そこで、最近の“頼り”は、書店員さん手書きのポップ?です。
平積みの本のところに立ってる小ささ看板みたいなヤツね。
ま、たまにハズレもあるんですが、これは大当たりでした。
すぐに著者の本を2冊買ったほどです。
あともう一冊、書店員さんのおかげです、の強烈無比なヤツが・・・
姫野カオルコの「ツ・イ・ラ・ク」です。
これはもう・・・
私の読んだ女流の本では、生涯のベストかと。
地球に生まれてよかったぁ本です。凄いです。
いつか紹介したいものだと。