MY LIFE AS A FOOTBALL

ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

乙女の祈り

2016年04月15日 | 少年時代

お婆さん3人を寿司屋へ運ぶ。
といっても、出前したわけじゃない。 いらないって言われるし^^

無尽だ。

寿司屋へ行くのに、3人とも荷物、おみやが多い。
持ち込み ってやつだ。

うちのばあさんは、森永キャラメル(昔ながらの黄色い箱の)を人数分。
これをひと月ごとに、ロッテのアーモンドチョコとローテンションする。
1人分100円見当なんだと。
それを元教え子の店から宅配させる^^ 
元教え子(たぶん70歳越えの)、律儀に持ってきてくれるんだ、これが。

オバアは行くまでがひと騒動。
今日も今日とて、無尽の覚書ノートが見つからない。
それこそ、家中ひっくり返す。家宅捜索に近い。
カバンに入れたと言うが、そのカバンも似たようなもんが数10個ある・・・・・・。

小一時間探しまくり、
結局、一番最初に探すべき茶だんすの引き出しにあるのをワタシが発見する。
そう、てっきり探したと思っていた場所。盲点をついてくる^^
半泣きで感謝される。 拝まれる勢いだ。
ノート探しの合間には、金庫のキー探しも付録についた \(^o^)/

さて、出発か・・・ ひとり来ない。
といっても、待ち合わせの10分前。 
んんんでも、そわそわそわそわそわするふたりのおバア。

 「ちょっと見てくるじゃん」
 「いいよセンセー あたしが行くから」
 「遅いじゃんねぇ」
 「どっか逝ってる…行ってるずらか?」

と言いつつ、ふたりでお迎えに歩き出す。
頭をかきつつ、ワタシはクルマのエンジンをかける。
三婆が乗りやすいように、クルマの停車位置まで考慮する。

・・・やってくる三婆 楽しそうでなにより。

んが、乗るのがまた、ひと苦労^^
足も、腰も、あっちもこっちも痛くて、上がらない曲がらない。
やっと乗り込むと、各自“持ち込み”の袋をゴソゴソやりだす。
山椒の匂い(臭い)が車内にたちこめる。

 「ほらぁ いいもんずら~」
 「あれ~、あたしゃ山椒はダメさぁ」
 「ほんとけぇ ほりゃあわりいこんしたじゃん」
 「いいさぁ いいさよぉ 山椒はかぶれるだよ」

 ※ ちなみに、オレは好きだね、山椒の香り。

そんなこんなで寿司屋に到着。
んんが、着いたら着いたで降りるのが・・・ま、いいか。

三婆、入り口に向かう。
自動ドア、ちょっと触ると開くタイプのやつ。
そーはいっても、毎回毎回来てるわけですから・・・・・・

3人目が入ろうとした直前で閉まる \(^o^)/
見事なオチに運転席で吹くわたし。 出オチじゃなく入りオチだ。
ドアが開くと、中から乙女のような笑い声が聞こえてくる。


ところで、我がスポ少には、
最凶・・・最恐・・・最強の6年生女子がふたりいる。
トレセンU-12の女子県選抜に選ばれた。

トレセンの新年度申し込みに、ワタシの署名が必要になり、
書類を持ってくるのだが、キャーキャー騒がしい。

 「ちょっと待って、ちょっと待って」
 「えーっ ちょっと待ってってば」

持ってきた書類は、ふたつに折ってありました。
体重の欄が見えないように。


はぁぁぁぁ~ 女はいくつになっても やかましい!