22日の朝日新聞朝刊川崎版と日本経済新聞朝刊39面を見て驚きました。JR南武線武蔵溝ノ口駅の南口にある、川崎市管理のエスカレータで、女性が手すりに左手を挟まれ、2本の指を切断するという事故が起きていたのです。
翌日の朝日新聞朝刊37面には、「手すりと空き瓶 挟まれ指切断か」という小さな記事が掲載されていました。どうやら「手すりの外側に放置された空き瓶と手すりのベルトの間に指が挟まれた可能性が高い」ということのようです。空き瓶というのは、ポリ袋の中に入ったウイスキーの空き瓶で、事故の約2分前にポリ袋をエスカレータの手すりの外側にあるデッキボードに置く男性の姿が防犯カメラに映っていたそうです。
これだけ見ても、いろいろと考えさせられます。防犯カメラがどれだけの意味を持つのかということもありますが、エスカレータの利便性と危険性の関係、などです。手すりにつかまらないと危険であると言われますが、それが逆手に取られたような事故だったからです。
現在のところは事故とされていますが、場合によっては事件となるかもしれません。朝の8時半ごろのことなので、何とも言えません。しかし、酔客がエスカレータを利用していて、持っていた物を置き忘れた、という話とは思えないのです。事件であるとすれば、故意に物を置いた愉快犯か何かでしょう。早い時期の解明が求められるというところです。