今回は、都営大江戸線および東京メトロ半蔵門線の駅である清澄白河駅です。都営大江戸線のホームにある駅名標と壁面を撮影してみました。
一時、清澄白河駅周辺の人気が高まりました。私は、東京都現代美術館に行くために、この駅の周辺を何度か歩きましたが、人気がある理由がよくわかりません。何せ、東京メトロ半蔵門線の各駅で最も乗降人員が少ないのは清澄白河駅なのです(ちなみに、同線における非乗換駅は半蔵門駅のみです)。
それはともあれ、都営大江戸線のほうです。壁面をよく見ると、様々な工業製品が埋め込まれています。勿論、意図的なもので、実は樋口正一郎氏による「20世紀文明の化石」という作品なのです。江東区には多くの町工場があったので、製造された多くの製品のスクラップが再利用された、という訳です。首都圏の地下鉄の駅でも壁面がこのようなアート作品になっているのは清澄白河駅だけでしょうから、一度はじっくり、端から端までみておくとよいでしょう。私は、壁面を見て一種の懐かしさを覚えました。やはり町工場が多かった川崎市で生まれ育ったからかもしれません。