都営地下鉄大江戸線、『鉄道要覧』に倣えば都営地下鉄12号線大江戸線は、都庁前駅から東新宿駅、春日駅、両国駅、大門駅、六本木駅、新宿駅を経て都庁前駅へ戻り、中野坂上駅、練馬駅を通って光が丘駅に至る、全長40.7キロメートル、日本最長の地下鉄路線です。ちなみに、2番目に長いとよく言われるのは僅差で横浜市営地下鉄ブルーラインであると言われるのですが、正式には1号線(関内駅〜湘南台駅、19.7キロメートル)および3号線(関内駅〜あざみ野駅、20.7キロメートル)に分かれます。そのため、大江戸線が日本最長の地下鉄路線の座を失うことはないでしょう。
また、大阪メトロ長堀鶴見緑地線に次ぐ鉄輪式リニアモーターカーの地下鉄であるため、都営地下鉄では唯一、他の鉄道会社の路線との相互乗り入れが行われていません(東京メトロの路線を含めても銀座線および丸ノ内線くらいです)。
12−600形の12-871Fです。行先表示が(私が知る限りでは都庁前駅→光が丘駅などを除いて)「◎◎方面」となっているのは、首都圏において大江戸線だけでしょう。勿論、光が丘行きです。また、この「◎◎方面」は数秒ごとに変わります。環状部分では乗り間違えが起こりがちなので、そのようになっているのでしょう。山手線でも同様の案内表示がなされています。もっとも、環状線だから乗り間違えが多くなるとは言い切れませんし、私自身、島式ホームを採用している駅で乗り間違えそうになったのは日比谷線の霞ヶ関駅くらいです。