大井町線急行専用車として最初に登場したのは6000系で、2008年に6編成が製造されました(当初は6両編成、現在は7両編成)。それから10年が経過し、2018年に、大井町線急行の増強用として6020系2編成が製造され、同年から大井町線で運用されています。そして、田園都市線の二子玉川駅から中央林間駅までの区間でも急行として運用されています。
鷺沼駅(DT14)の2番線から急行中央林間行きの6020系6121Fが発車し、次のたまプラーザ駅に向かっていきます(停車駅は、たまプラーザ、あざみ野、青葉台、長津田、南町田グランベリーパーク、中央林間の順)。一方、3番線に、急行大井町行きの6122Fが入線してきます。
田園都市線の電車は原則として10両編成であり、かつて新玉川線であった渋谷駅から二子玉川駅までの区間、および東京メトロ半蔵門線に乗り入れる電車(勿論、営業用です)は全て10両編成です。これに対し、大井町線の電車は、各駅停車が5両、急行が7両です。ただ、大井町線の各駅停車の一部は田園都市線の鷺沼駅まで運転されますし(車庫が鷺沼駅のそばにあるため)、急行は田園都市線の長津田駅または中央林間駅まで運転されます。そのため、田園都市線の二子新地駅から中央林間駅までのホームドアは5両編成または7両編成への対応もなされています。
この先の停車駅は、溝の口、二子玉川、自由が丘、大岡山、旗の台、大井町の順です。溝の口駅で同駅始発の大井町線B各停(高津駅および二子新地駅に停車する「田園都市線経由」の各駅停車)に接続し、二子玉川駅で田園都市線の各駅停車に接続します。これを知っているとかなり使い勝手がよくなります。
なお、通過駅の梶が谷駅のそばに車庫があり、そこには6000系および6020系の数編成が停泊できるようになっています。
大井町線の急行は7両ですが、10両編成にすることはできないでしょう。これは、自由が丘駅の構造が関係しています。大井町線に乗るとわかりますが、各駅停車、急行の別を問わず、自由が丘駅に到着する際にはかなりの徐行を行います。自由が丘駅の両端には踏切があるので、現在の状況を前提とする限り、7両編成が限界でしょう。また、大井町線の利用客数などを考慮しても、7両編成が妥当なところでしょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます