今年の2月27日付で「世田谷線」という記事を掲載しましたが、今回はその続編です。但し、写真は1枚しかありません。
300系302F、第2編成です。2010年7月10日、下高井戸駅で撮影しました。青系の塗装は、この編成の他、303F、307F、310Fで見られますが、302Fが最も基本的な青色ということのようです。
300系は1999年に登場した車両で、「ペコちゃん」などのニックネームで人気のある200形以来の連接車です。この車両が登場したことにより、デハ70形、デハ80形およびデハ150形は次々に廃車となり、冷房化が進みました。
東急と言えばステンレスカーですが、軌道線である世田谷線は異なっており、日本で最初のオールステンレスカーである初代7000系の後に登場したデハ150形は普通鋼車でした。そのデハ150形は1964年に登場したので、300系は35年ぶりの新車ということになりますが、オールステンレスカーではなく、セミステンレスカーです。日本最初のステンレスカーである5200系はセミステンレスカーで1958年に登場しており、次の初代6000系は1960年に登場しているので、東急では49年ぶりのセミステンレスカーということになります。
また、東急と言えば8000系以来のT型ワンハンドルマスコンですが、300系もそのT型ワンハンドルマスコンを採用しています。
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