たまたま、溝口一丁目を歩いていたら目につきました。
石原文具店の本店が閉店するということで、在庫一掃セールのようなことを行っていました。それにしても、いつから閉店セールをやっていたのでしょうか。1月にはまだ始まっていなかったような気もします(時々、買いに行っていたのです)。また、不思議なことに、いつ閉店するということも書かれていません。他のブログなどを見ると、今月中らしいのです。店に入ってみると、コンビニエンスストアの閉店かと思える程に、商品が少なくなっています。売り尽くしなのでしょう。
石原文具店は、元々、現在のノクティ1棟か2棟の辺りにありました。古いビルで、1階には履物屋があったことを覚えています。私が通っていた高校では、どういう訳かゴム草履が校内での上履きのようなものであったため、何度か入っては買ったりしたのです。2階にはプラモデルや鉄道模型などのコーナーがありました。また、現在はバスターミナルとなっている場所にあったヤストモに支店がありました。田園都市線溝の口駅側の端にあり、真向かいが八百長商店(名前の通り、八百屋です)でした。ヤストモの南武線武蔵溝ノ口駅側の端には文教堂書店とスギザキがありましたし、院生時代によく弁当を買った珍来軒もありました。
再開発に伴い、石原文具店の本店は現在の場所に移転しました。1階は文房具や事務用品、2階はプラモデルや鉄道模型などという構成でした。溝口で鉄道模型(Nゲージ)が売られていたのは石原文具店本店だけです(1970年代後半には長崎屋の玩具売場やマルエツB棟の玩具売場にもありましたが)。
ここ何年かで、溝口周辺でも文房具店がいくつかなくなっています。再開発の前には、やはり現在のバスターミナルの場所にツーエスという文房具店がありました。行政代執行が行われた所と記憶しています。また、数年前に、石原文具店本店のすぐそばにあった三田文具店もなくなりました(余談ですが、私が最初にSTAEDTLERの補助軸を買ったのが三田文具店でした)。ノクティ2棟8階には伊東屋がありましたが、短い営業期間でした。その隣のハンズ・ビーもなくなりました。高津駅前にあったタカツ文具もなくなっています。
これで、溝口周辺で文房具や事務用品などを買おうとすると、ノクティ1棟の7階にある石原文具店(支店)と文教堂書店溝ノ口本店(久本三丁目)ということになるのでしょう(ディスカウントストアなどを除きます)。
南武線で隣の駅の武蔵新城(地元では新城と言います)では、溝口よりも早く、文房具店や書店がなくなりました。文房具店では北口のはってん会と南口の日光通りにあったマルフク、南口のバスターミナルのそばにあったニシムラといったところです(新城西口商店街にはイワサキがありますが、駅から離れています)。書店では北口にみどり書房(はってん会)と文教堂書店、南口には駅のすぐそばに村上書店、日光通りに伝説の早川書店(日光通り)、アーケード街に美松屋書店、西口商店街に田園書房(古書店)がありましたが、いずれも既に閉店しています。現在は南武線の高架下に文教堂書店があるだけとなっています。
サイトと貼り紙では閉店の日が違うのですが、どういうことなのでしょうか。
当初は貼り紙に書かれているように2月25日に閉店する予定であったが、何らかの事情で(売り尽くしたか何かによって)2月20日に繰り上がった、ということなのかもしれません。
復活かと思いきや、ノクティプラザ1号棟7階にあるi-boxの店が本店で臨時営業しています。
ノクティの再開までの措置だそうですが、いっそうのこと、本店の営業を再開したほうがよいのではないか、と思えてきます。