ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

2008年2月28日、目黒駅

2020年05月01日 00時00分00秒 | まち歩き

 今回は、東急目黒線の起点である目黒で、「待合室」の第256回:「東急目黒線途中下車(8) 目黒駅」(2008年3月17日〜22日掲載)の再掲載です。但し、一部を修正しています。

 

 2004年4月に大東文化大学法学部に着任して以来、2010年4月8日まで、板橋校舎への通勤には東急目黒線・都営三田線を利用していました(現在も都営三田線の神保町〜西台は利用しています)。そのためもあって、「待合室」では目黒線と三田線の各駅の様子を取り上げていました。このうち、三田線については、まだ完結の見込が立ちませんが、目黒線については、 今回、起点の目黒駅を取り上げることにより、ようやく、全部の駅を紹介し、終わることができます。

 ただ、撮影日である2008年2月28日には古いデジタルカメラ(SONY DSC-P5)を持っており、やたらと電池の消耗が早かったので(実は、このデジタルカメラ用の充電式電池が古く、寿命を迎えていたためです。購入してから一度も交換していなかったような記憶があります)、2枚しか撮影していません。そのため、今回は暫定的に取り上げ、街の様子などについてはなるべく今年中に撮影し、 ここで紹介したいと考えています。

 目黒駅にはJR山手線、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営三田線が通っています(山手貨物線の上を埼京線・湘南新宿ラインも通りますが、駅がなく、通過します。これがおかしいのであって、このことと渋谷駅での乗り換えが不便であることなどもあって、私が埼京線・湘南新宿ラインを使うことはほとんどないのです。ついでに記すなら、私は湘南新宿ライン・横須賀線の武蔵小杉駅を利用したことがありません)。このうち、東急目黒線と東京メトロ南北線は目黒駅を起点としています。また、都営三田線の起点駅ともなっていますが、同線の目黒〜白金高輪は東京メトロ(東京地下鉄株式会社)が第一種鉄道事業者、東京都交通局が第二種鉄道事業者です。

 目蒲線時代は道路からすぐの所に改札口があり、ホームも地上にありました。電車も短い3両編成、後に4両編成となり、のどかな感じすらする駅でした。しかし、南北線および三田線への乗り入れを開始する前に構造が変わり、現在ではビルの地下にホームがあります。また、山手線の改札口もありますが、山手線の目黒駅は別の場所にあります。

 目黒線は、この地下ホームの1番線から出て、日吉に向けて走ります。しかし、正式には目黒から田園調布までが目黒線で、田園調布から先は東横線となっています。これを尊重して、「東急目黒線途中下車」シリーズでは多摩川、新丸子、武蔵小杉、元住吉および日吉を入れておりません (多摩川駅については「東急多摩川線途中下車」シリーズで取り上げましたので、このブログに再掲載することも考えています)。

 

 東急目黒駅を出て、すぐそばにある交差点に立っています。左手前にその交差点があり、横断歩道を渡ると山手線の目黒駅とバスターミナル(?)があります。上の写真に登場する道路は目黒通りです。この先に首都高速道路2号線があり、その付近からここを通って権之助坂を下り、目黒新橋の交差点までは、目黒通りが二つに分かれており、それぞれが実質的な一方通行になっています。なお、この道路を奥のほうに真直ぐ進めば、有名な白金台(「しろがねだい」と読む人が多いのですが、「しろかねだい」が正しいので、お間違いなく!)に出ます。

 実は、私は、幼い頃から何度となく目黒駅前を通っており、権之助坂などを歩いたりしているのですが、駅を利用したことはあまりなかったのでした。よく使うようになったのは大東文化大学に移ってからのことです。たいてい、車で都内、とくに港区、千代田区、中央区、台東区、墨田区、江東区などへ行く際に、必ずと言ってよいほど、等々力から目黒通りに入ってこの目黒駅前を通るのです。

 さて、以前にも取り上げた話ですが、この目黒駅は何区にあるのでしょうか。

 山手線の目黒駅も、目黒線・南北線・三田線の目黒駅も、目黒区ではなく、品川区上大崎にあります。私が立っている交差点から坂を下り始めた所からが目黒区で、目黒駅前にあったパイオニアの本社も目黒区にあったことになるのですが、駅は品川区になっています。但し、東急目黒駅のほうには目黒区の行政センターがあります。ちなみに、品川駅は品川区ではなく、港区にあります。

 このため、山手線には目黒区に所在する駅がありません。それだけでなく、JR東日本には目黒区に所在する駅がないのです。目黒駅から山手線の外回りに乗り、恵比寿に着く前に目黒区を通りますが、その僅かな部分だけが、JR東日本の路線で目黒区を通る区間なのです。同じような例が文京区でして、山手線の巣鴨と駒込との間の僅かな部分のみ、しかも地図によっては見落としそうなほど短い部分が、JR東日本の路線で文京区を通過する区間です。従って、文京区所在の駅はJR東日本にはありません(同区に近いのが御茶ノ水、水道橋および飯田橋ですが、JRの駅はいずれも千代田区にあります)。ちなみに、世田谷区と練馬区にはJR東日本の駅もなければ、通過区間もありません。

 一方、東急目黒線のほうはどうかと言えば、線名にもかかわらず、目黒区にある駅は洗足だけです。むしろ、目黒区の中心は東横線のほうにあります。目黒区役所は中目黒駅に近い場所にあります(以前は学芸大学駅に近い場所にありました)。目黒区所在の鉄道駅は、東横線の中目黒、祐天寺、学芸大学、都立大学、自由が丘、大井町線の緑が丘、目黒線の洗足、京王井の頭線の駒場東大前です(田園都市線の池尻大橋駅は世田谷区所在の駅ですが、施設の一部は目黒区にあります)。

 目黒駅周辺とあまり関係のない話ばかりになってしまいました。今後、この駅から権之助坂を下り、大鳥神社までを歩き、取り上げたいと考えています。


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