近畿日本鉄道、略して近鉄は、大手私鉄の中でも特急用車両と通勤用車両とのギャップが激しいところではないでしょうか。特急用車両であれば、「しまかぜ」の50000系、「ひのとり」の80000系がありますが、通勤用車両については14年程新車が登場していません。名古屋線系統に至っては20年以上も新系列が登場していません。
営業キロが最も長いという意味では日本最大の私鉄である近鉄ですが(資本金などでいえば東急などのほうが大きいことになります)、ローカル線も多いことなどから経営状況が良いとも言えないのかもしれません。ともあれ、今回は近鉄名古屋線の1233系ク1342です。近鉄名古屋駅で、急行松阪行きとして発車時間を待っているところを撮影しました。
余談ですが、松阪は「まつさか」と読みます。地元では「まっさか」と言われているとか。以前、私が「まつさか」と読んだら親に「まつざか」だと叱られましたが、私が「辞書を引いてみたら」と言ったら「おまえが正しかった」と謝られました。
近鉄の車両形式は実に複雑で、この1233系は1220系シリーズの一つで、1230系、1233系、1249系などがあります。撮影してからインターネットなどで系列を調べなければならないので、実に面倒です。ここまで細かい私鉄も他にありません。
1233系は1989年から製造された車両です。2両編成で、モ1242+ク1342は近鉄名古屋線の富吉検車区に所属しているとのことです。
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