Snoopy Museum Tokyoが六本木5丁目にあった時の続篇です。
日本ではスヌーピーばかりが目立ちますし、Snoopy Museum Tokyo、Snoopy Townなどという名称が一般化しているのですが、本来の主人公は飼い主のチャーリー・ブラウンです。おそらく日本の著名人の中で最も初期の読者の一人であると思われる植草甚一氏の日記などを読むとスヌーピーという言葉は登場せず、チャーリー・ブラウンだけが書かれていて、スクラップにはペパーミント・パティが切り抜かれていたりしていました。さすが! J.J.氏はわかっておられました。
チャーリー・ブラウンと言えば、スヌーピーには何時までも名前を覚えてもらえず、ルーシーなどの女の子たちからは馬鹿にされ、凧を揚げてもまともに揚げられないか凧食いの木の厄介になり、野球をやれば万年敗戦投手、というような登場人物です。しかし、実はペパーミント・パティが密かに恋心を寄せていたり(電話で「抱きしめ中にしといて、チャック!」なんていう台詞を口にしたりします)、ペパーミント・パティの親友でもあるマーシーも交えた三角関係になったり(マーシーはチャーリー・ブラウンをチャールズと呼ぶただ一人のキャラクターで、かなりの好意を抱いていることがわかります)、ペギー・ジーンとかなりいい雰囲気になったりします(残念ながらダメになってしまいますが)。やはり、この丸頭の男の子がいるから漫画が成り立っている訳です。
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