S'ils n'ont pas de pain, qu'ils mangent de la brioche.
訳せば「パンがなければブリオッシュ(菓子パンの一種)を食べれば?」となります。よく「パンがなければお菓子を食べれば?」と表されます。この言葉を、マリー・アントワネットが言ったとか言わなかったとか。
何の本で読んだのか覚えていないのですが、私はこの言葉をメモ帳代わりの小さなノート(いつも持ち歩いています)に書き留めておきました。
こういう言葉は洋の東西を問わず口に出されるもののようです。上の言葉を読み、すぐに、西晋の恵帝が発したという言葉を思い出しました。井波律子『酒池肉林』(講談社現代新書)に書かれていたのですが、同書の表現を覚えていないので、私なりに記せば次のようになります。
「飯がなければ肉を食えばいいじゃん?」
古今東西、「ずれている」とか「常識はずれ」という言葉では足りないような権力者はいるものです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます