ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

これ(ら)は読んでみたい

2012年04月15日 11時13分10秒 | 本と雑誌

 うちでは朝日新聞と日本経済新聞を購読しています。朝日新聞のほうでは、月に2回、GLOBEという日曜版が入っていますが、今日のG-13に「Bestsellers in Munich  ミュンヘンの書店から  ドイツ大統領は『盲腸』か象徴か」という記事が掲載されていて、3月19日付の雑誌Der Spiegelに掲載されたというノンフィクション部門のベストセラーが紹介されています。

 この中で、読んでみたいと思う本がいくつかありました。書名からして「読んでみたい」と思ったのが、Martin Wehrle, Ich arbeite in einem Irrenhausです。直訳すると「私は精神病院で働いています」という意味のタイトルで、記事には「雰囲気が悪くて神経のまいる職場についての警告の書」と紹介されています。日本でも同様の本が何冊か出ていますが、ドイツでも同じような問題があるのでしょう。

 また、その名もずばり「死について」という、Gian D. Borasio, Über das Sterbenは、終末期医療についての本だそうです。著者名からするとスペイン人かと思ったのですが、ミュンヘン大学教授だそうです。

 他にも、Rolf Dobelli, Die Kunst des klaren Denkens(訳せば「明晰な思考の術」)、先頃、Christian Wulff氏(日本では「ウルフ」と書かれることが多いのですが、ドイツ語の発音になるべく忠実に書くなら「ヴルフ」です)に代わってドイツ大統領に就任したJoachim Gauck氏のFreiheit、「健康食品とされているものの効果や安全性に疑問を投げかける」というHans-Ulrich Grimm, Vom Verzehr wird abgeraten、などが紹介されています。読みたくなるものばかりでした。

 ただ、東京でもドイツ語の書籍を購入できる店は限定されます。少しばかりは立ち読みしてからでないと、つまらない本を買わされることにもなるので、読んでみたいのですが、難しいかもしれません。何年か前まで神保町の北沢書店に寄っては目を通したりすることもできましたが、古書だけを扱う本屋になってしまいました。丸善などになるでしょうか。

 また、この中の何冊かは、おそらく日本語訳が出版されるだろうと予測しています。でも、原語で読んでみたいという思いもあるのです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 何を聴こうかと迷った時には…... | トップ | この記事は読んで欲しい(と... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本と雑誌」カテゴリの最新記事