ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

講義「税法」(月曜日3限。大東文化大学法学部)の夏期休暇課題

2016年07月17日 21時57分03秒 | 受験・学校

 私が月曜日3限に大東文化大学板橋校舎で担当している「税法」(法学部法律学科)ですが、今年度は前期末試験を行わず、夏期休暇課題に変更することを、既にお知らせしております。

 ようやく、課題が決まりましたので、ここに示しておきます。

 

 ◎次のうちから1つのみを選んでください。

 設問1:

 租税負担公平の原則について、その意味を説明しなさい。また、平成29年4月1日に、消費税・地方消費税の税率引き上げ(8%→10%)と同時に導入が予定されていた軽減税率について、租税負担公平の原則との関係でいかなる問題点があるのか、給付付き税額控除についてはどうであるかについて論じなさい。

 

 設問2:

 大嶋サラリーマン税金訴訟最高裁大法廷判決(最大判昭和60年3月27日民集39巻2号247頁)を読み、この訴訟において争われた給与所得の問題点について論じなさい。なお、立法裁量論や特定支出控除(所得税法第57条の2)についても必ず論じること。また、いかなるものがサラリーマンの必要経費と考えられるか、自分でよく考えて例を設定し、論述の中で記すこと(自分自身の例、親族の例など、身近な例を利用するとよい)。

 

 締切期日:9月19日(月)

 提出方法:次のいずれかの方法によります。

      ①9月19日の講義の際に提出する。

      ②9月19日までに2号館9階のメールボックスに入れる。

      ③9月19日までに講義担当者にメールで送る(都合上、ここではメールアドレスを省略します)。

 字数:3000字以上(上限なし。参考文献は字数に含めず)。ワープロ、パソコンの場合は、1行あたりの字数と1頁あたりの行数を明示して下さい。手書きの場合は、400字詰め原稿用紙を使用し、万年筆またはボールペンで記してください(鉛筆、シャープペンシルなどは不可とします。

 注意:

 ①参考文献を必ずあげること。但し、判決(判例集)、六法、辞書などは参考文献となりません。また、官公庁のサイト以外のサイトを引用した場合は減点するとともに、教科書や参考資料の丸写しなどで終わっているものは、未提出とみなします。

 ②レポートの提出がない場合には、単位の認定をいたしません。

 

 以上については、7月18日の講義において説明します。


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