今回は、東急目黒線および東京メトロ南北線でも運用される埼玉高速鉄道2000系の2106Fです。
埼玉高速鉄道は、東京メトロ南北線の終点であり、東京都北区にある赤羽岩淵駅から、埼玉県さいたま市緑区にある浦和美園駅までの埼玉高速鉄道線を保有する第三セクター会社です。赤羽岩淵駅および浦和美園駅以外の全駅が川口市にあります。また、浦和美園駅以外の全駅が地下駅となっています。実質的には東京メトロ南北線の延長のようなものです。開業当初からしばらくの間は経営状態があまり良くなかったようですが、改善されました。
その埼玉高速鉄道が保有する車両が2000系です。東京メトロ南北線および東急目黒線との相互直通運転を行っているため、ATO、TASCなどの装置を備えており、ワンマン運転が前提となっています。車体はアルミ製で、これは東京メトロ9000系に合わせたものでしょう。
東急目黒線と言えば、東急新横浜線を経由して相模鉄道と相互直通運転をすることとなっており、8両編成化も決まっています。勿論、話は東急と相鉄に限定されない訳で、相互直通運転は東京メトロ南北線、都営三田線および埼玉高速鉄道線についても行われることとなります。つまり、相鉄⇆東急⇆都営、相鉄⇆東急⇆東京メトロ⇆埼玉高速鉄道という運行系統がつくられることとなります。相当に複雑なダイヤとなりそうですが、現在、東京メトロ南北線や都営三田線でも駅や車両の8両編成化対応が行われているのです。
そうなると、2000系も8両編成化されることとなるはずですが、どうなのでしょうか。
編成中の車両の番号は8両編成に対応するようになっています。つまり、本来であれば3号車になるはずの2300形および4号車になるはずの2400形がありません。8両編成となるならば、2300形および2400形が新造されるでしょう。ただ、2000系が製造されたのは2000年および2001年のことですから、既に20年以上が経過しています。
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