長津田車両工場に留置されているデヤ7200とデヤ7290を取り上げています。今年の東急電車カレンダーの9月の写真もこの2両で、大井町線の大岡山~緑が丘で撮影されたことが記されています(実質的には緑が丘駅の構内と言ってもよい場所です)。
この2両が長津田車両工場に留置されているのは、解体を待つためなのか、譲渡を待つためなのか、車籍のない機械扱いとされているためなのか、どれかでしょう。
デヤ7200の屋根をよく見ると、長方形の小さな通風機が残っています。7200系と8000系のオリジナルは、この形の通風機を付けていました。東急で全車が最初から冷房車として登場したのは、8500系が最初です。
7200系の大部分の車両は冷房化されたのですが、デヤ7200+デヤ7290は、デハ7200+クハ7500の時代に冷房化されておらず、結局は非冷房のまま、事業用車両に改造されました。また、営業用車両としては3代目のこどもの国線専用車両として、こどもの国のシンボルマークをつけており、東急の社紋は外されていました。ちなみに、こどもの国線専用車両の4代目は7000系のデハ7052とデハ7057で、ワンマン化され、ワンハンドルマスコン化されました。
最後に、デヤ7290と後ろの1000系です。1000系のほうは、号車札から8両編成の中間車とわかりました。また、右側の黄色い車両はモーターカーです。5050系や8090系も写っています。
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