昭和50年代 板橋駅

2008年04月30日 | 徒然
小さい頃、祖父に連れられて
家の近くの踏み切りに
貨物列車をよく見に行っていた。

その頃の板橋駅は
今と違って何本もの専用線が伸びていて
蒸気機関車も、私が生まれる直前まで
都内ではもっとも古くまで稼動していた。

その頃はすでに、DD13という凸型のディーゼル機関車になっていたが
狭い構内を行ったりきたりしながら
貨物車両を入れ替える作業を
飽きることなく眺めていた。


そんな貨物駅の跡地は
マンションとして再開発され
今は面影も残っていない。

わずかに残された線路は
さび付いてしまい
おそらく二度と車輪が通過することも無い。

その横を、お台場へ向かう電車が走り抜ける。

そんな板橋駅も
私の中ではまだ、機関車の汽笛の響き渡る
そんな貨物の駅。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする