各駅停車だけの旅

2009年06月27日 | 
時間に追われる現代。
ついつい旅行に飛行機や新幹線を使ってしまうけれども
たまに無性に普通列車だけで旅をしてみたくなることがある。

「列車」とは言っても、多くの区間が電化されて
都心と同じような横座りの銀色の車両ばかりになってしまって
昔のような、機関車が引っ張る【鈍行】列車など
過去のものになってしまった。

まぁ、だからと言って旅情が無くなったわけではなく
1駅ごとに止まっては乗客を拾い、また降ろしてゆく
時には誰も乗り降りのない駅に止まって
自然の音だけを聞くという繰り返しは
新幹線や特急列車、飛行機にはない愉しさがある。


ちなみに昭和11年、上野-仙台間を東北本線の急行列車で6時間半。
現在では、普通列車だけを4本乗り継いで、70駅しっかりと停車して
しかも退避待ちなどを含めて6時間50分。

いかに今の電車が速いかわかる。

当然車窓の風景が流れるスピードが速くなったわけで
それでも新幹線の車窓や上空からみる景色よりずっと楽しい。
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