飛鳥山と河川争奪

2013年10月25日 | 徒然
石神井川は、北区内で、台地から沖積平野へ流れ出る。
飛鳥山と王子神社の間の崖の裂け目から低地に流れ出ているため
その上流側は深い谷となっている。

石神井川の流路は、かつては飛鳥山の南側を東に向けて流れ
藍染川として、現在の谷根千界隈(よみせ通り)を流れ
不忍池へ注いでいた。

現在の流路へは、人工的なものなのか自然の河川争奪なのか
未だ決着がついていないが、いずれにしても
現在の流路が台地の一番細くなっている場所であることには違いがない。
この場所を、都電荒川線が登り下りしているが
その66‰という勾配に、台地と平野の標高差を実感できる。
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