戦時中の話 茅ヶ崎

2014年08月26日 | 徒然
母の葬儀の時に伯父から聞いた話。

その伯父は母の次兄、つまり私の祖父の次男で
長男はすでに故人となっていますが
ともに戦前生まれなのですが
祖父が公安職だった事もあり、戦時中も疎開せず
都内の自宅に住んでいました。

物資が少なくなってきた頃
兄弟揃って湘南へ塩の調達へ出掛けたそうです。
当時長兄の伯父は鉄道学校にいたため
それとなく腕章をつけて機関車に乗り込み
茅ヶ崎まで一升瓶数本と弟の手を握りやってきたそうです。

茅ヶ崎へ着いた時に、米軍艦載機による機銃掃射にあったようで
海水から作った塩の入った樽の影に隠れて助かったそうです。

その後は海水を汲んで上りの東海道線で何事もなかったかのように
都内の自宅に戻ったとのこと。

まだまだ面白い話はたくさんありそうです。


現在の茅ヶ崎駅
コメント
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