お七の井戸

2019年04月09日 | 東京のお散歩
目黒雅叙園の入口脇にあるお七の井戸。

お七は、本郷の八百屋の娘で、天和の大火で焼け出され
避難先で出会った寺小姓吉三郎と恋仲になったものの
避難生活の解除後も吉三郎に会いたい気持ちは募り
再び大火に遭えば吉三郎に逢えるだろうと思ったお七は
火付け(放火)をしたものの、捕らえられ死罪となりました。


お七が鈴ヶ森で処刑された後、吉三郎は明王院の僧侶となって
明王院の境内の井戸でお七の菩提を念じながら水垢離をし
目黒不動と浅草観音の間を、一万遍の念仏行を行った事から
この井戸がお七の井戸と呼ばれるようになったとされています。

明王院は、現在の雅叙園の付近に、明治までありました。


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