鎌倉・建長寺から鶴岡八幡宮へ抜ける巨福呂坂洞門の横に、横須賀市が管理する送水管隧道が貫通しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/bc/f2ce5a5499340617f8ec6a9571e461bc.jpg?1652003541)
これはもともと帝国海軍が使用していたもので、日露戦争後に横須賀海軍工廠で使用する工業用水や艦艇への補給が増え
それまでの水源だけでは水量が不足することから、愛甲郡愛川町半原を流れる相模川支流の中津川から取水して、横須賀市逸見まで全長53キロほどの自然流下で導水するものでした。
明治四十五年(1911)に着工、大正七年(1918)には通水が始まり、同十年には全体が竣工し平成十九年(2007)まで
約一世紀近くに亘って送水管として使用されました。
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