桜神宮

2023年07月02日 | 東京のお散歩
桜新町の桜神宮は、神社本庁所管の神社ではなく、古式神道の神社です。

明治十五年(1882)、大中臣家65代後裔で伊勢神宮の禰宜であった芳村正秉(よしむらまさもち)が、政府による神道への介入に危機感をおぼえ、古代神道を蘇らせるべく明治天皇より勅許を得て教派神道の一派として「神習いの教」を立ち上げました。

最初は勅許を得た翌年に神田に創建されたものの大正八年に直ちに西方へ遷座せよとの神託があり、世田谷新町(現在地の桜新町)へ遷座し、関東大震災および戦時中の空襲の難を逃れました。

御神体は、社号が神宮であることからわかるように、伊勢の神宮からの御分霊であり、そのため参拝方法も神宮の神職が行う作法である「八拝八拍手一拝」で行われます。
(通常は「二拝二拍手一拝」、出雲大社教や宇佐神宮の「二拝四拍手一拝」、古くは「三拝三拍手一拝」が一般的)




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