街の音に時刻を感じる時がある。
昔、最寄り駅に貨物列車が発着していた時代は、その発車の汽笛音でなんとなく時間が判って
(尤もこれは日本の鉄道のが高い定時性を持っているから成せる技ではある)
冬場は新潟から出稼ぎで焼き芋を売りに来ていたおじさんの「いしや〜きいも〜」の声で午後4時くらいだなと知ることができた。
今も、風向きによるけれども羽田空港への着陸機が上空を通過し始めると15時とか
離陸したトルコ航空の音がすると午後10時半ごろとか
そんな「音」で時間を感じ取ると、なんだかあくせくした都会の生活の中に
少しだけ余裕を感じるような気がします。