昨日、対局が行われた、C級1組順位戦は、藤井七段は都成五段に勝利するも昇級ならず、師匠杉本八段は千葉七段に勝利し、同率1敗ですが、順位が上位なので昇級という結果になりましたね。
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藤井七段は、2期連続昇級は逃しましたが、師匠が50歳でB2復帰という快挙の方が、なんか嬉しかったです。
杉本八段がインタビューで、「こんな時、藤井だったらどういう風に攻めるのか、考えながら指すときがある」と、答えていたのには、なんて、この師匠は素直なのかなと感心しました。こういう、素直さが強さの秘訣のような気がします。また、互いに刺激し合う、こういう師弟関係が素晴らしいなと思いました。
ところで、この日のC級1組順位戦が abemaTV で、朝から中継があったのですが、これが、昇級争いに絡む4試合を同時中継するという、まるで、A級順位戦最終日(名人戦第0局と言うんですよね)みたいでした。
まさに、「3月のライオン」ですね(漫画の副題「March comes in like a lion」は、イギリスの天気の諺「3月はライオンのようにやってきて、子羊のように去る(March comes in like a lion and goes out like a lamb)」の一部で、順位戦の昇級、降級を賭けた最終局が3月に行われるため、棋士がライオンになる月との含意があるとのこと)。
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