中日新聞 9月10日付の記事に藤井2冠のインタビュー記事が載っていて、貧乏人の話題になっていました。
盤外の楽しみ
−最近パソコンの自作に熱心だとか。詳しく聞かせてください。
組み立てはリスキーで怖いのですが、パーツを集めるのが好きで。これまでに三台作りました。最新のはCPU(中央演算処理装置)に「Ryzen Threadripper(ライゼン スレッドリッパー) 3990X」を使っています。現状では、これが将棋用途で一番最適なので。将棋ソフトを動かすだけなので、ビデオカード(高度な画像処理ができるパーツ)は、映ればいいという感じで…。ほかにゲームなども入れてません。一番重視するのは、読みの速さを決めるCPUですね。棋士も、速く正確に手を読むのが大事ですから。
−一台目からライゼンを愛用してきたとのこと。それを出している半導体メーカー「AMD」は、業界トップ「インテル」に挑む挑戦者的なイメージのある企業です。同じく頂を目指す身として、応援する気持ちがあったのでは。
うーん、そうですね。当初はあまり詳しくなかったんですが、せっかくならライゼンにしようかなという感じで。以前は性能的には、どっちにするか悩ましいところだったんですけど、現状は将棋用途なら自信を持ってライゼンをお薦めできます(笑)。以前、AMDのリサ・スーCEO(最高経営責任者)が、ツイッターでライゼンユーザーの自分についてつぶやいたと、同級生から聞いて知りました。それがとてもうれしかったです。
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貧乏人は50万円のCPU が研究機関のような専門家しか需要がないものだとか、値段にマニアもびっくりだとかに目を奪われているみたいですが、商売道具に50万なんて当たり前な話(マザーボードもメモリも高性能なものしか使えないので、組み上げたPCの総額は、そんなもんじゃないはずです)で、グダグダ騒ぐんじゃないというところです。
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むしろ、注目すべきは、藤井2冠も言っている通り、相性問題とかで、本当にちゃんと動くか「リスキー」なわけで、そこをクリアして実用に稼働させている部分だと思います。
【世界最強PCを作る】50万円CPU、トラブルを乗り越え動作した!【Ryzen Threadripper 3990X #03】
どこかのショップが、バックアップしているのが普通で、これを、忙しいなか、すべて自分で調べて組み上げたとしたなら、それのほうがびっくりする事実だとおもうのですが.......。
そういうところには、思いが至らないというのが貧乏人の悲しさでしょうか。