毎年1月にアメリカのアナハイムで行われ、楽器各社が新製品をぶつけてくる NAMM(the National Association of Music Merchants )。
2022年は1月の開催を断念し、6月3〜5日に行われることがアナウンスされています。理由は、武漢肺炎の影響という。
NAMM Showの責任者(CEO)であるJoe Lamondは、「メーカーは開発、準備に使える時間が増えたので、次のNAMMはビートルズ時代やMIDIが世に登場したくらいのインパクトがあるだろう」と述べているそうです。
でも、KORG のサイトを見ても、新製品発売の雰囲気はまったくないです。
武漢肺炎流行の影響で半導体の工場が閉鎖されたため、チップ製造に必要な物資が入手できない状況を続いているそうです。また、ステイホームで家電製品の需要が増えたことで、その需要に対応する生産へシフトしたために、PCなど最先端のチップを生産するラインの生産量の低下を招いているようです。
このため、新製品を開発しても、生産ラインのめどがたたないのでは、と勘繰ってしまいます。
なんだか、武漢肺炎のおかげで、アートまで縮小してしまいそうです。