初期型PS3 (CECHA00(60GBモデル))が、ゲーム中にピッといって止まってしまうことが、頻発するようになったので、修理に挑戦しました。
修理といっても、初期型に頻発するといわれている YLOD(Yellow Light of Death~ 最初から、ピピッといって、一度黄色にパイロットランプが点灯して電源が落ちる)ではないようで、GPU に 負荷がかかるゲーム(グランツーリスモなど)の途中で電源が落ち、電源をつけなおすと普通に起動する症状なので、熱暴走による電源切断ではないかと診断しました。
そこで、CPUグリスを塗りなおすことに。
分解については、Youtube や 修理ブログがたくさんあるので、そちらを参照していただくことにして、注意点のみ記しておきます。
まず、一番最初に外す、唯一のトルクスネジがとまっている金具。外れてなくしたり、向きがわからなくなるので注意。
部分によってネジの種類が異なるものがあるので、番号を振って、順番(例えば時計回り)に外していく。
ブルーレイディスク 起動スイッチなどのケーブルが差さっている、FPCコネクタ(Flexible Printed Circuitコネクタ)は、折れると二度と使えなくなるので、ケーブルを外したら、いったんもとに戻して留めて、作業中に物が当たって折れないように注意する。
想像はしていましたが、ヒートシンク側もCPU側も、グリスが完全に蒸発していました。
かすれて、何が記載されているか判読できないが、右、CPU「Cell Broadband Engine(Cell)」と、GPU「RSX(Reality Synthesizer)」。
CPUグリスは、銀含有の中程度の品質のものを使った。純度99.9%の超微粒子の純銀が含有されたCPUグリス。非導電性のためショートの心配はなく、長期硬化せず安定した特性を維持するとの触れ込み。熱伝導効率: 6.5W / mk
結果は、いまのところ電源が落ちずに動いています。もし、これでだめなら、CPUの殻割してグリスを塗るという裏技が必要なようです。