所沢市市役所街づくり計画部都市計画課主催による
シンポジウム「椿峰のみどりから考える~~アクティブな椿峰ニュータウンをめざして」
が開かれました。
椿峰コミュニティ会館別館ホールはほぼ満席になっていました。
(地域であれこれの行事があったようで、空席が出たりしないでよかったです)
若い方たちにもいらしていただきました。
開会に際して、藤本所沢市長や柴山衆議院議員の熱意溢れるお話をいただきました。
第1部で、東京工業大学環境・社会理工学院建築学系准教授/エコロジカル・デモクラシー財団代表理事
土肥真人先生の世田谷や大岡山でのワークショップの事例などで説得力のある基調講演がありました。
自然を治すと社会が直る、社会を治すと自然が直る、という不思議な回路があるということで
木々が育ち、水の流れを意識して、季節の巡りと子どもたちの成長を喜び、地球の一部として責任を果たすという長期的で広い視点を含んでのまちづくりを目指す、という目標をいただきました。
ついつい高齢化率といったことに気をとられてしまって、目標を見失いがちになってしまうこのごろでしたので、たいへんありがたいお話でした。
やはり椿峰ニュータウンの自然はありがたく、景観は守っていけば、子育ての世代の住民も増えていくと思われます。
第2部では、まず椿峰まちづくり協議会の方たちや若い主婦の方たちなど住民が出演してのミニドキュメンタリー映像が流されました。
(私も少しだけ出演していて、未だに訛っているのに自分でびっくり)
土肥先生と街づくり計画部都師計画担当参事である畑中氏が登壇し、スマホやアンケート用紙を使って会場からの質問に答えながらのディスカッションがありました。司会は藤村龍至が担当しました。
若いママであるNさんとお子さんがシンポジウム後の茶話会のお世話をしてくださいました。
ニュータウンの再生に積極的に手を挙げて、モデル地区となることが大事だとあらためて確認した思いがします。
土肥先生および所沢市役所の皆様、どうもありがとうございました。
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何度か書いておりますが、この椿峰ニュータウンは、ウィーン郊外23区に景観が似ていて引っ越しを決めました。
そこでは高齢者が多く住んでいて、自分たちで家の修理や広い庭の手入れなどかなりの労働量をこなしていました。
ジムとか○○体操ではなく、暮らしのたくさんの仕事で体力を維持しているというか・・・
また東洋人である私たち一家に家の1階部分を貸して、あれこれ世話をしてくれる懐の深さがあったことを思い出します。
その思い出から、景観とは住民の心の風景も含まれる気がしております。
高齢になっても、何かを求める前に何ができるか、ということが大事そうです。
椿峰ニュータウンを所沢のモデル地域に
所沢を日本のモデル地域に
日本を世界のモデル地域に