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プノンペン港湾公社 IPO価格決定

　新規株式公開（IPO）手続きを進めているプノンペン港湾公社は、ブックビルディングを完了し、公募価格が決定したと11月10日に発表しました。当初は、10月30日発表の予定でしたが、カンボジア証券取引員会の承認が遅れた模様です。公募価格は、5,120リエル（約1.256ドル）となりました。ブックビルディングでの価格レンジは、4,405リエルから6,320リエル(1.08ドル～1.55ドル)でしたので、ほぼ中間あたりで決定したこととなります。これまでのIPOと比べると、投資家の興味が若干低いという声も出ています。今年後半の中国での株式市場の不調等の影響もあるものと見られます。
　この公募価格により、11月12日から17日まで公募が行われています。公募の結果は、11月20日に発表される予定です。カンボジア証券取引所への上場予定日は、12月11日となっています。
　カンボジア証券取引所は、これまで2社のみの上場で、株価、出来高共に低迷してきました。今回のプノンペン港湾公社に引き続き3社（プノンペン経済特区社、シアヌークビル港湾公社、台湾系縫製会社）のIPOも予定されており、株式市場の活性化が期待されます。


免責事項：
カンボジアでの株式投資は、カントリーリスクや為替リスクも伴いますので、慎重かつ専門的な検討が必要です。
本ブログ記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。
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