カンボジア経済

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中央銀行 外貨準備の運用管財会社を決定

2015年11月26日 | 経済
 11月23日、中央銀行のカンボジア国立銀行(NBC)は、外貨準備の運用管理会社としてバンク・オブ・ニューヨーク・メロンを選定したと発表しました。カンボジアの外貨準備は増加し続けており、国際通貨基金(IMF)の予測では、2015年末には49億7900万ドル(約6100億円)、2016年末には54億9400万ドル(約6800億円)に達する見込みです。この金額は、カンボジアのGDPの3割近くという巨額であり、その運用益は、カンボジア政府にとっても重要な役割を果たすものと見られます。その意味で、管財会社の役割は大変重要です。
 選定されたバンク・オブ・ニューヨーク・メロンは、米国系の巨大銀行ですが、サイトでは自社を「顧客が世界中の金融市場で行う資産の取引、運用、管理をお手伝いするインベストメンツ・カンパニーです」と説明しています。2015年9月末現在の管財対象資産は、28兆5000億ドル(約3500兆円)と、日本のGDPの7倍近くとなります。NBCでは、この銀行について、米国により「グローバルにシステム上重要な銀行(G-SIB)」に選定されていること、米国の反資金洗浄法に基づく審査能力の高さ等を評価したとしています。

NBCの新聞発表(英文です)
http://www.nbc.org.kh/download_files/news_and_events/press_eng/Press-Release-with-BNY-Mellon.pdf

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